キヤノンは、EOS Rシステムの望遠ズームレンズ「RF70-200mm F2.8 L IS US」を2019年11月21日に発売する。以前、開発発表をしていたもの。希望小売価格はオープン。同社オンラインショップでの販売予定価格は税別310,000円。

RF70-200mm F2.8 L IS USMは、描写性能や操作性、堅牢性などにおいて最高水準の性能を追求した「L(Luxury)レンズ」。大口径マウントとショートバックフォーカスを生かし、カメラ側の撮像面近くに大口径レンズを配置して光学系を小型化するとともに、全長が変わるズームタイプの採用と非球面レンズ2枚の効果的な配置により、フルサイズセンサー搭載のレンズ交換式カメラ用焦点距離70-200mm、開放F値2.8のレンズとして、最短・最軽量を実現したとしている。

「スーパーUDレンズ」1枚、「UDレンズ」3枚、「UD非球面レンズ」1枚、「ガラスモールド非球面レンズ」1枚を含む13群17枚の光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を画面中心部から周辺部まで低減し、70mmから200mmの幅広い焦点距離において、ズーム全域での高画質を実現。

フォーカスレンズとフローティングレンズ2つのレンズ群を、2つの超音波モーター「ナノUSM」で個別に駆動して最適制御する、電子式フローティングフォーカス制御をキヤノンとして初めて採用。ズーム全域で最短撮影距離0.7mを達成するとともに、静止画撮影時の高速AFと動画撮影時の滑らかなAFを実現しているという。