ATOMOSは、新製品の4K HDRパネルを搭載したNEONのラインナップを国内初出展したほか、8月から本格出荷開始したSHOGUN 7の3000nit/Dollby Vision対応モデルと一眼レフカメラのHDMI RAW出力対応の最新カメラに合わせたNINJAVの最新バージョン、モニターレコーダー用の拡張インターフェースなどを出展。HDMI RAW出力からProRes RAWにつながるワークフローを、最新のノンリニア編集システムと合わせて紹介した。
NEONは4K解像度の液晶パネルを採用したHDR対応の新しいモニター&レコーダーシリーズで、17、24、31、55型の4つのパネルサイズをラインナップしているポストプロダクション向けのモニターラインナップだ。17型のモデルは1920×1080でフィールドでの使用を主な目的としており、24型と31型はDIに適した4096×2160解像度のパネルを採用している。なお55型は3840×2160で計4つのパネルサイズでいずれもHDRをサポートしており、10ビットDCI P3規格を100%カバーしているほか、1,000,000:1のコントラスト比を実現している。
ATOMX SDIモニターレコーダー用の拡張インターフェースはHDMI 2.0のみのNinja VモニターレコーダーにSDIコネクターを接続可能なアダプターで、バッテリーと本体の間に装着して使用する。BNCコネクターの入力は2つ装備されており、2系統の入力を切り替えて使用するかデュアルリンクSDI入力としても利用可能となっている。
NEONのラインナップは17型から55型の4サイズがラインナップされている。フィールドからスタジオまで最適なサイズをチョイスできる。ただ、パネルサイズによって解像度が異なる
SHOGUN 7の3000nit/Dollby Vision対応モデル。最大HD60p SDIを4つモニタリングしたり、同時収録する機能が備わっているほか、収録中にスイッチングが可能。ATOMOSとDOLBYが技術協力し、SDI入力、HDMI入力を問わず、HDRカメラから入力された映像を、リアルタイムにDolby VisionでHDMI出力できる
NINJA Vの最新バージョンとNikon Z 6。フルフレームミラーレスカメラニコンZ 6/Z 7からのRAW出力を4K HDRモニターレコーダーATOMOS NINJA Vで取り込み、Apple ProRes RAWで収録可能
ATOMX SDIモニターレコーダー用の拡張インターフェースモジュールはバッテリーマウント部分に装着する
2つの標準75Ω BNCコネクターがあるが、モニター側の設定でどちらかを選択可能なほかデュアルリンクSDI入力を選択できる
ATOMX SDIとATOM XSYNCモニターレコーダー用拡張インターフェースモジュールを装着
装着すると画面のように表示される。ATOM XSYNCはファームが対応していないようで表示がでなかった