株式会社ワコムは、13.3型のフルHD(1920×1080)パネル搭載の「Wacom One 液晶ペンタブレット 13」を2020年1月16日に発売する。同社オンラインストアでの販売価格は税込42,900円。

Wacom One液晶ペンタブレット13は、イラストレーションや写真加工、動画編集などのデジタルでクリエイティブ制作を始めるためのスタートアップやメモ書きやイラストを用いてアイデアを生み出すビジュアルシンキングなどのデジタル文具用途としての利用に最適なツール。

ペンツールやブラシツールを使った精細な表現が可能で、ワコム独自のEMR(Electro Magnetic Resonance:電磁誘導方式)テクノロジーにより、バッテリーや充電は不要。13.3型のフルHD(1920×1080)液晶パネルは、NTSCカバー率72%(CIE1931、標準値)の色域を実現し、アンチグレア・フィルムを採用。デスクの場所を取らないコンパクトデザインで、折り畳み式内蔵スタンドを引き出してワークスタイルに合った角度に調整して作業することができるという。

また、セルシスのイラスト・マンガ・アニメーション制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO」が最大6ヶ月無料で利用できるライセンス、動画作品を簡単に作成できるビデオ編集ソフトウェア「Adobe Premiere Rush(2ヶ月ライセンス)」、メモやスケッチに最適な「Bamboo Paper」をバンドル。

MacやWindows、一部のAndroid OS搭載スマートフォンやタブレットに対応しており、本体を専用ケーブルで簡単に接続するだけで、すぐにMicrosoft Officeのインク機能をはじめとする様々なソフトウェアでペン入力が可能になる。ワコム純正ペンの他に、LAMY、ステッドラー、サムスンなどの文房具やモバイルデバイスの大手メーカーのデジタルペンも利用でき、好みのペンを選んで描画やメモ書きをすることができる。

ワコムのプラットフォームズ&アプリケーションズ・ユニット・シニア副理事のファイク・カラオグル氏は次のようにコメントしている。

描画や画像編集、アイデアを描きながら考え議論するビジュアルシンキングなど、Wacom Oneはディスプレイ上で直接制作して表現する喜びを発見できるデジタルクリエイティブのスターター・ツールです。思い通りに描ける精細なペン技術と、魅力的な価格のWacom Oneは、すぐに使えるソフトウェアをバンドル提供し、これからデジタルアーティストを目指す学生やソーシャルメディア・コンテンツクリエイターだけでなく、教育者やビジネスパーソンなど、多くの方の想像力にあふれた表現を可能にします。