ソニーは、プロフェッショナル向けソリューションに対応した5Gミリ波帯対応デバイス「Xperia PRO」の開発を発表した。
Xperia PROは、映像制作などのプロフェッショナル向けソリューションに対応した、5Gミリ波帯対応デバイス(28GHz帯などの高周波数帯。Sub6(6GHz未満の周波数帯)にも対応)。5G対応のフラッグシップスマートフォン「Xperia 1 II」に搭載しているカメラ機能やディスプレイなどを有し、高品質な動画視聴や写真撮影が可能だとしている。
ソニー独自の4方向に配置したアンテナ技術と低誘電率素材により、通信の安定性を保持するのが難しい5Gミリ波帯において、360°全方位の通信の受信感度を高め、超高速でのデータ送受信を実現。また、5Gミリ波の接続している方向や通信のデータ送受信速度を画面上に表示する独自の通信解析機能を搭載。通信状況を視覚化し確認可能になることで、プロフェッショナルの映像伝送ワークフローをサポートするとしている。
独自の熱を拡散する構造により、通信環境を最適に保ち、高画質の映像伝送が必要な際に長時間の使用を実現。その他にも、micro HDMI(Type D)接続に対応し、レンズ交換式デジタル一眼カメラやプロフェッショナル向けカムコーダーなどのモニターとして利用しながら、撮影中の映像データを5G通信でサーバーやクラウドなどに伝送することも可能で、同デバイス単体で撮影から映像確認、データ伝送までを実現する。