アツデン株式会社は、ステレオモノラルミックスマイクロホン「SMX-30V」を2020年9月上旬に発売(出荷)する。希望小売価格は税別38,000円。

ステレオとモノラル、ふたつのマイクが一体型となったSMX-30Vは、さらにその2つの音の割合を可変式に調整可能なマイク。調整ボリュームひとつでステレオからモノラルへ、モノラルからステレオへ、常に一定の音量で2つの音の比率を細かく調整でき、映像を見ながら音声をコントロールする視覚と聴覚を合わせていく音作りが可能だとしている。

被写体となる人物や楽器が画面の端にある場合、マイク本体を左右に約30°動かすことができる首振り機構により、マイクを被写体の中心に向けてより芯のある音を確実に収音可能。

ステレオモノラルミックス機能の開発過程における回路構成の改良により、電池2本による連続駆動は従来機の24時間から約100時間へと改善されている。

新たに着脱式カールコードケーブルを採用。リグなどを使用し、マイクとカメラ側のマイク端子が離れている場合にも対応している。

従来機と同様にゲインは3段階切替(+20dB/0dB/-10dB)。独自開発の電源「Auto」モードでは、カメラ接続時にカメラ側の電源のON/OFFと連動してマイクの電源も自動的にON/OFFされる。また、ノイズを軽減するため、60Hz以下の低い周波数のレベルを減衰させるローカットスイッチを搭載している。SMX-30Vの主な仕様は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • 型式:エレクトレットコンデンサー
  • 周波数特性:40-20,000Hz
  • 指向特性:モノラル(超指向性)、ステレオ(単一指向性)
  • 感度:-38dB at 1kHz(0dB=1V/Pa)
  • インピーダンス:75Ω (at 1kHz)
  • ダイナミックレンジ:118dB
  • 最大入力音圧レベル:126dB SPL.(1kHz at 1% T.H.D)
  • S/N比:82dB (1kHz at 1Pa)
  • ローカットスイッチ:3dB/oct at 60Hz
  • ゲインコントロール:-10dB, 0dB, +20dB
  • 電源スイッチ:オフ, バッテリーモード, AUTOモード
  • 最大出力:+10.2dBu
  • 電源:単3形乾電池×2(アルカリ電池推奨)
  • 寸法:47(W)×111(H)×154(D)mm
  • 質量:150g
  • コネクター:Φ3.5mmステレオミニジャック
  • 付属品:風防、ポーチ