パナソニック株式会社は、大判4Kイメージセンサーを搭載した4Kスタジオカメラ「AK-UC3300/UC3300S」の開発を発表した。2020年秋の発売を予定している。
AK-UC3300/UC3300Sは、11メガピクセルの大判4Kイメージセンサーを搭載し、オーバーサンプリングにより水平垂直ともに解像度2000TV本を実現。F10(2000lx)の高感度でS/N 62dB以上を確保し、低ノイズで高品位な映像撮影を可能にするとしている。
また、2160/59.94pや1080/59.94pなど制作用途にあわせた運用が可能な4K/HDマルチフォーマットに対応。インターフェイスは、非圧縮4K映像を同軸ケーブル1本で伝送可能な12G-SDI出力※や、従来の3G-SDIケーブルから4K信号を伝送可能なTICO over SDI(4K over 3G-SDI)出力※、そしてSMPTE ST2110※※にも対応する。
※カメラコントロールユニット(CCU)AK-UCU600/UCU600S接続時※※カメラコントロールユニット(CCU)AK-UCU600 /UCU600SにIP/12G/3GインターフェイスキットAK-NP600G(別売)を装着することで対応(HDモード時)
0.7型フルHD OLEDカラービューファインダー「AJ-CVF70GJ」
関連機器として0.7型フルHD OLEDカラービューファインダー「AJ-CVF70GJ」も開発している。高コントラスト比とピュアブラックにより高い映像表現が可能。光学ズームレンズを備えた38mm大口径接眼レンズを搭載している。
なお、本機はビルドアップユニットには対応していない。箱形レンズを使用する場合はレンズメーカーのレンズサポーターが必要。AK-UC3300/UC3300Sの主な特長は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
※1:カメラコントロールユニット(CCU)AK-UCU600/UCU600S接続時。
- 11メガピクセル大判4Kイメージセンサーを搭載。F10の高感度でS/N 62dB以上を確保し、水平垂直ともに解像度2000TV本を実現
- 2160/59.94pや1080/59.94pなど、4K/HDマルチフォーマットに対応。制作用途にあわせた柔軟な運用が可能
- 12G-SDI出力※1や、TICO※2 over SDI(4K over 3G-SDI)出力※1、SMPTE ST2110※3など、多彩なインターフェイスに対応
- 1080p、1080i、720pで2倍速のHDハイスピード撮影に対応※1
- 高速イメージスキャンによる1/100秒の低スキュー撮影が可能
- 高品質で快適な撮影をサポートする関連機器を同時開発
0.7型フルHD OLEDカラービューファインダー AJ-CVF70GJ(2020年秋発売予定)
・0.7型フルHDカラー有機ELパネルを採用
・高コントラスト比とピュアブラックにより高い映像表現が可能
・光学ズームレンズを備えた38mm大口径接眼レンズを搭載
※2:intoPIX 社が開発したコーデックでTiny Codecの略。
※3:カメラコントロールユニット(CCU)AK-UCU600 /UCU600SにIP/12G/3GインターフェイスキットAK-NP600G(別売)を装着することで対応(HDモード時)。