写真はマルチフォーマットAVミキサー「VR-50HD MK II」
ローランド株式会社は、同社のマルチフォーマット・AVミキサー「VR-50HD MK II Ver.2.00」、HDビデオ・スイッチャー「V-8HD Ver.1.10」を公開した。VR-50HD MK2 Ver.2.00は、以前2020年夏頃に公開予定と発表していたもの。
「VR-50HD MK II Ver.2.0」紹介動画
アップデート内容の詳細は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
■VR-50HD MK2 システム・プログラム Ver.2.00
機能追加
- アダプティブ・ノイズ・リダクション/ロー・フリケンシー・カット機能
- ラウドネス・オート・ゲインコントロール(Loudness AGC)
- オート・レベラー(Auto Leveler)
- VISCA over IP対応ビデオカメラ(Sony社製PTZカメラ等)、PTZOptics社製PTZカメラ、Avonic社製PTZカメラを操作できる機能を追加しました。対応カメラは、VR-50HD MK IIカメラ・リモート・コントロール対応情報でご確認ください。
- SDI/HDMI入力に以下のフレームレートのサポートを追加しました。
1080/60p, 1080/30p, 1080/29.97p, 1080/25p, 1080/24p, 1080/23.98p不具合修正
- 出力フォーマットが1080iの際、SDI出力に付加されるペイロードIDが設定と異なって付加される不具合を修正しました。
- その他、軽微な不具合を修正しました。
■V-8HD システム・プログラム Ver.1.10
機能追加
- JPEGファイルの読み込みに対応しました。
※拡張子「.jpg」のみ対応しています。- V-8HD本体に保存している静止画をUSBメモリーへ書き出す機能を追加しました。
- プリセット・メモリーのロード時、PinPに加えてDSK、PGM/PSTの切り替えもフェードで行うことができる機能を追加しました。
- プリセット・メモリーに名前を付ける機能を追加しました。
- MODEがMEMORYの場合、クロス・ポイント・ボタンをプリセット・メモリー「9~24」のボタンとする機能を追加しました。
- PinP、DSKのON/OFFをビデオ・フェーダーの操作やAUTO TAKE、CUT TAKEに連動させるEFFECTS TRANSITION SYNC機能を追加しました。
- 音声のAUX出力にDELAYを追加しました。
- USBメモリーに本体の設定を保存する際、BACKUP ALL SETTINGS画面でファイルを選択して[ENTER]ボタンを長押しすると、既存ファイルのファイル名を引き継いで編集できる機能を追加しました。
- ビデオ・フェーダーが中間位置の状態で保存されたプリセット・メモリーをロードする際、ビデオ・フェーダーの位置を読み込む機能を追加しました。
機能改善
- プリセット・メモリーの保存数を24へ拡張しました。
- メニュー画面の描画処理を高速化しました。
- iPad専用コントロール・アプリ「V-8HD Remote Ver.1.1.0」に対応しました。
※V-8HD Ver.1.10では、「V-8HD Remote」をVer.1.1.0へアップデートしてお使いください。不具合修正
- メニュー内の表記を一部変更しました。
- その他、軽微な不具合を修正しました。
V-8HD専用iPadアプリ
V-8HDのiPadアプリ画面
HDビデオ・スイッチャー「V-8HD」のVer.1.10へのアップデートに伴い、専用iPadアプリ「V-8HD Remote」Ver.1.1.0にアップデートしました。
iPadでできること
- 映像切り替えと音声ミックス
- 各ビデオ・バスに割り当てられたビデオ・エフェクトの指定
- 音声レベル調整
- エフェクト調整
- RECコントロール機能設定
- 出力ビデオ調整
- システム設定など
本アプリはV-8HDを接続していない状態でも動作しますので、V-8HDでどんなことができるのか、事前にご確認いただけます。
▶V-8HD Remote(App Store)※V-8HD本体を最新バージョン(Ver.1.10以降)にアップデートしてご使用ください。