富士フイルム株式会社は、デジタルカメラ「Xシリーズ」用交換レンズのラインアップとして、開放F値1.0の明るさを実現し、オートフォーカス(AF)機能を搭載した「フジノンレンズ XF50mmF1.0 R WR」を2020年9月24日に発売する。希望小売価格は税別200,000円。

同レンズは、50mm(35mm判換算:76mm相当)の焦点距離を備えた大口径中望遠単焦点レンズ。大口径レンズの採用などにより、開放F値1.0の明るさを実現。また、非球面レンズ1枚、EDレンズ2枚を含む9群12枚のレンズ構成により球面収差をコントロールしているため、なめらかで美しいボケ味を可能とし、被写体を際立たせた写真撮影を実現しているという。

ミラーレスデジタルカメラ「X-T4」装着時

大型レンズの駆動に適したDCモーターと、同社デジタルカメラに搭載している像面位相差AFとの組み合わせにより、スムーズなAFを実現。高いピント精度が求められる、浅い被写界深度を活かした撮影でも、素早く正確に被写体を捉えることができるという。また、デジタルカメラの顔・瞳AF機能にも対応している。

高い集光力を備えているため、従来のAF低照度限界-6EVを超え、暗闇に近い-7EVの環境下でもスムーズなAFを実現。また、小型軽量なXマウントシステムを活かした設計により、開放F値1.0の明るいレンズながら質量845g・全長103.5mmと、優れた携帯性を発揮。防塵・防滴・-10℃の耐低温構造も実現するなど、高い実用性を備えている。