瑠璃堂内部での撮影の様子
キヤノンが番組提供しているTBSテレビ「世界遺産」(毎週日曜日18:00から放送)の4Kおよび8Kで撮影した「4K8K特別編」が2020年10月4日18:00~18:30で放送される(8K撮影映像は本編の一部)。
キヤノンの8Kカメラで空撮した比叡山と琵琶湖(以下、プレスリリースより引用)
撮影の舞台は、「比叡山延暦寺」(滋賀県大津市)。日本有数の古刹(こさつ)を1年がかりで記録した特別編です。キヤノンの8Kカメラで撮影された、比叡山と琵琶湖の壮大な空撮映像と、織田信長による比叡山焼き討ちを免れ、唯一現存すると言われている重要文化財「瑠璃堂(るりどう)」内部の映像は、テレビ初公開です。“人類共通の財産である世界遺産を最新の技術で記録し、未来に残す”という番組コンセプトのもと、細部まで記録された高精細映像をぜひご覧ください。
■テーマ
放送25年スペシャル「4K8K特別編 比叡山の四季」■放送日時
2020年10月4日(日)18:00~18:30(8K撮影映像は本編の一部です)
※地上デジタル放送対応のため、8K撮影映像をフルHDに変換して放送されます。BS-TBSでは、2020年12月に、地上波放送の未公開カットを加えた「ディレクターズカット版」の4K放送が予定されています。
同番組では、テレビ初公開となるキヤノンの8Kカメラによる空撮映像が放送される。8Kカメラをはじめとした撮影機材をヘリコプターに搭載し、上空500mから撮影が行われた。キヤノンの8Kカメラは、空撮用の防振装置に収まる小型・軽量なボディーでRAW収録が可能。
防振装置に装着した8KカメラとEFシネマレンズ(飛行時は防振装置のカバーを全面閉じている)
防振装置に装着した8KカメラとEFシネマレンズ(飛行時は防振装置のカバーを全面閉じている)
また、通常非公開である「瑠璃堂」内部に、普段は国宝殿に安置されている本尊「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」を特別に運び入れて撮影。高い機動性と高感度性能を両立したキヤノンの8Kカメラの強みを生かし、機材の設置スペースや撮影条件に制限がある中でもスムーズな撮影ができたとしている。
クレーンを使用した撮影の様子
「世界遺産」制作チームの4K8Kプロデューサー小川直彦氏は次のようにコメントしている。
8K空撮では、スタビライザー付きのヘリを東京から運び、京都上空から比叡山を狙いました。延暦寺境内では特別な許可をいただき、貴重なお堂や仏像を撮影することができました。「瑠璃堂」や「根本中堂(こんぽんちゅうどう)」内部などでは、8Kカメラをクレーンやレールに乗せてじっくりと撮影しました。
圧倒的な解像感や細部のディティール感、そしてそこから生まれる立体感など、まさにそこに存在しているかのように写し取られています。地上波ではフルHDに変換しての放送になりますが、その映像の力をぜひご覧いただければと思います。
キヤノンの8Kカメラで撮影した比叡山延暦寺の総本堂「根本中堂」