株式会社エーディテクノは、MATRIX ELECTRONIC TECHNOLOGY社(AVMATRIX)のSDIマトリックススイッチャーシリーズから1Uラックマウント対応8×8 3G-SDIマトリックススイッチャー「MSS0811」と1Uラックマウント対応16×16 3G-SDIシームレスマトリックススイッチャー「MSS1611-S」を2020年10月28日に発売する。希望小売価格はMSS0811が税別94,000円、MSS1611-Sが税別170,000円。

AVMATRIX SDIマトリックススイッチャーシリーズは、大規模な放送プロジェクトに最適なコンパクト3G-SDIマトリックススイッチャーで、各8系統入出力を搭載したMSS0811と各16系統入出力に対応したMSS1611-Sの2機種をシリーズ展開している。

シリーズ共通機能として3G/HD/SD-SDIとすべてのSDIエンベデッドオーディオとタイムコードデータの入出力に対応し、入力された各信号を任意の出力端子に切替・出力する。メニュー操作パネルや信号切替え状況確認用2.2インチLCDディスプレイを備えたフロントパネルでの操作の他、LAN経由にてPCソフトウェアで簡単に信号切替えや設定変更などの制御が可能。また、広範囲電圧に対応したネジロック式のDC入力端子を2系統搭載し、万一の断電やアクシデントに備えて冗長化された設計となっている。両製品ともに1UサイズでのEIAラックマウントに対応しコンパクトなデザインとなっている。

MSS0811には、コントロール制御用のUSBタイプA端子を搭載。キーボードを接続することでキー操作での切替えや設定変更が可能となる。その他RS-232C経由でも切り替えやコントロールが可能。MSS1611-Sでは、出力信号は最大3G-SDIまでの任意のフォーマットへアップダウンスケーリングすることができる。また、フレームシンクロナイザーを内蔵しているため異なる解像度を本機に入力した場合でも、黒画面なしでのシームレスな切替えが可能。コントロール制御端子はLANの他、RS-422経由でも切替えや設定変更が可能。両製品の主な特長は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • 8入力8出力/16入力16出力
  • フレームシンクロナイザー機能搭載でシームレス切替え(※MSS1611-Sのみ)
  • 3G/HD/SD-SDIマルチフォーマット対応
  • DVB-ASI対応(※MSS0811のみ)
  • アップダウンスケーリング出力対応(※MSS1611-Sのみ)
  • SDIエンベデッドオーディオとタイムコードデータ対応
  • 1U EIAラックマウント
  • 多彩なコントロール方法
    MSS0811:LAN/RS-232C/キーボード操作用USBタイプA端子
    MSS1611-S:LAN/RS-422
  • ネジロック式DCコネクタと2系統電源入力(電源冗長化)