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ついにOrbiterが出荷開始!

ARRIのLEDライト「Orbiter(オービター)」は2020年10月、ついに世界出荷が開始された。現在、日本の認証取得手続きが進められており、日本での製品出荷開始は11月中を予定している。

Orbiterは複数の光学系を交換することで、1つのライトで多種多様な光を作り出すことができる、高輝度・高演色性のLEDライト。様々な発光モードやカラーセンシング機能を搭載し、現場のクリエイティブな要求に柔軟に対応する、これまでにないライトだとしている。特長として以下が挙げられる。

  • QLM(クイックライティングマウント):Orbiterに様々な光学系を取り付ける際のインタフェースとなるマウント。電気接点が設けられており、装着された光学系の自動認識や、例えば電動の光学系等を取り付ける場合の電力供給が可能
  • ARRI Spectra(スぺクトラ):OrbiterのLEDライトエンジンは6色(レッド・グリーン・ブルー・アンバー・シアン・ライム)の素子で構成され、それらを独自の配列で並べることで、まるでHMIのように明るく、かつ高い色再現性を実現。色温度は2,000~20,000ケルビン、CRI(Ra)は98と、自然で美しいスキントーンを表現する

Orbiterはドイツ・ステファンスキルヘンにあるARRIの照明工場で製造されており、SkyPanelの生産によって、地域のパートナー企業との密接なネットワーク、必要な経験やノウハウを確立している。それに加え、Orbiterの組立と評価のために全く新しい生産コンセプトを開発し、テスト環境を拡張した。安定的な品質を保証する高レベルな自動化システム、経験豊富な従業員、必要不可欠な柔軟性は、ARRIによるドイツでの継続的な製品開発と製造を可能にしているという。

Orbiterは映画、CM、ドラマの現場では光学系を交換して光の様相を瞬時に切り替えでき、劇場やライブ会場の演出では、プロジェクション光学系を用いて様々な色の高出力エリスポライトとして使用できる。放送においては、スタジオの天井常設ライトや、バッテリー駆動してロケで持ち運ぶライトとしても活用できるだろう。写真スタジオにおいては、被写体を直接照らす場合でも、バウンスする場合でも、その両方で高品質な光を作り出し、またライトバンクを取り付ければ、ビューティー撮影に適したソフトライトとなる。その他もWeb系、イベント等などでも活躍する製品だろう。