さらなる進化を遂げた「TVU RPS v6」
TVU RPSは中継現場の映像を最大6本、フレーム同期を保ったまま遠隔のスタジオに伝送可能。コロナ禍のスポーツ中継は、3密回避・移動の制限などの制限が多く、より簡易なリモートプロダクションの仕組みが求められる。TVU RPSを使うことで、中継現場の機材とスタッフを最小限に抑えることが可能だ。
今回発表したv6では、伝送のさらなる安定化、プレビュー映像の低遅延化、4CH低価格モデルに対応。特に海外スポーツの中継となると、伝送の安定化はとても重要だが、v6では国をまたいだインターネット回線で、より安定した伝送が可能。従来からあるCH毎のプライオリティ処理も進化したという。
TVU RPSは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により多くの引き合いがある一方、放送品質のフルHD映像6本を束ねてインターネット回線で伝送するには、少なくとも50Mbps以上が安定して出る回線が必要で、安定伝送が課題となっていた。多くのユーザーからのフィールド利用のフィードバックをベースに、伝送のさらなる安定化を実現した。
上記の伝送安定化技術の他にも、VLAN機能を用いたIPインカム・IPタリー・リモートカメラ制御にも対応している。日本の代理店であるスターコミュニケーションズではレンタル対応も行っている。TVU RPS v6は、現場の機材とスタッフを最小限に抑える必要のある中継で、真価を発揮する製品だろう。