ソニーは、35mmフルサイズ対応α(Alpha) Eマウントレンズとして、焦点距離35mmの大口径広角単焦点レンズ Gマスター「FE 35mm F1.4 GM」を2021年2月12日に発売する。希望小売価格は税別198,530円。
FE 35mm F1.4 GMは、小型軽量デザイン(最大径76mm、長さ96mm、質量524g)による携行性と、Gマスターの設計基準による解像性能および美しくやわらかなぼけ描写を、高次元で妥協なく両立しているという。開口F1.4の大口径レンズの特性を活かした立体感のある印象的な画作りが可能。
2枚の超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズにより、画面中心から周辺部の隅々までの高い解像性能と美しくやわらかなぼけ描写を実現。ED(特殊低分散)ガラス1枚を採用した新規光学設計により、色収差やパープルフリンジの発生を最小限に抑制している。
最短撮影距離0.27m(AF時)、最大撮影倍率0.23倍(AF時)の近接撮影能力を実現。レンズコーティング技術「ナノARコーティング II」を施すことで、フレアやゴーストを抑制したクリアで抜けの良い描写が可能だという。11枚羽根の円形絞りに加え、球面収差を最適化した光学設計と製造時の球面収差調整により、美しくやわらかなぼけを実現。
高推力なXDリニアモーターの搭載により、静止画・動画撮影の双方に適した、高速・高精度・高追従かつ静粛なフォーカシングが可能。カスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンをはじめ、絞りリングやAF/MFスイッチ、リニア・レスポンスMFなどの操作性を実現している。
防塵防滴に配慮した設計となっており、レンズ最前面に施したフッ素コーティングにより汚れ成分の付着を防止する。また、ソニー製APS-Cセンサー搭載のミラーレス一眼カメラに装着することで、明るく高い解像力をもつ焦点距離52.5mm相当(35mm判換算)の大口径広角単焦点レンズとして使用可能だという。