株式会社ギークピクチュアズは、グループ会社を含めたギークコミュニティ各社で取り組んでいるAIやデジタル領域での多岐にわたる施策にさらに注力するため、それらをひとつのプロジェクトに集約し「NEXT G」として包括的に取り組んでいくことを発表した。
「NEXT G」の"G"には、社名の頭文字のほか、"Generate(生み出す)"や"Global(世界的)"、"Generation(世代)"など同社の信念を表現する言葉を包含している。急速に進む時代の流れの中で、さらにその先を行く次世代型プロジェクトを自ら開発し、それらを多くのクリエイティブの場に提供することで、映像分野はもちろん、より広い領域での利活用を目指すという。
「NEXT G」の第一弾プロジェクトとして、実在の場所を360°CGで再現した「デジタル・リアリティ・ロケーション」を開発し、サービスを開始する。デジタル・リアリティ・ロケーションでは、街角や観光スポットなど、実在の場所を完全な360°CGで再現したデータを、利用者の要望に合わせて加工・合成等編集し提供する。
実在の場所を3Dスキャンし収集された点群データを元に再現されたリアルな360°CGは、実際の場所で撮影したのと同等のクオリティをユーザーに提供することができ、実写作品のみならずゲームやアニメーションの制作にも活用できる。
サービスの開始にあたり、2020年6月より点群データなどの必要データの計測をスタートさせ、2021年1月より渋谷のスクランブル交差点のサービス提供を始めている。今後は銀座や新宿歌舞伎町など都内の名所を中心とした全国のロケーションのほか、架空の世界などの創造性のあるロケーションも提供していく予定。