AJAVideo Systems社は、Thunderbolt 3接続の小型かつ静音仕様のポータブルデバイス「T-TAP Pro」を発表した。希望小売価格は税込123,200円。
T-TAP Proは、12G-SDIおよびHDMI2.0経由で、Thunderbolt 3と互換性のあるMacまたはPCで簡易に4K/UltraHD、2K/HD/SDモニタリングと出力を実現。Thunderbolt 3ベースのシステムを、ハイダイナミックレンジ(HDR)、ハイフレームレート(HFR)、大きなラスターデータを扱うワークフローに対応させる。
ハイエンド向けのカラーグレーディングや、オーディオミキシング、編集、VFX(視覚効果)など、多用途での利用に適したモニタリング/出力デバイスで、撮影現場でのモニタリングや再生に加え、自宅など場所を問わずにクリエイティブな作業を効率化できるとしている。
T-TAP Proは、Apple Final Cut Pro、Adobe Premiere Pro、After Effects、Audition、Character Animator、Avid Media Composer、Pro Toolsなど、編集/グラフィック/カラー調整/ストリーミングに使われる一般的な制作ソフトウェアと互換性をもつ。
オーディオを扱うワークフローにも適しており、SDI/HDMI接続でマルチチャンネルのエンベデッドオーディオに対応し、3.5mmステレオヘッドフォンジャック搭載しているためアナログオーディオも利用可能。ヘッドフォンを直接デバイスに繋げたり、外付けのアナログオーディオミキサーに接続したりできるため、エディターやデジタルアーティストがオーディオモニタリングする際に役立つとしている。T-TAP Proの主な機能は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- Thunderbolt 3接続のコンパクトな筐体でビデオ/オーディオの出力に対応
- オーディオミキシング、スクリーニング、撮影現場など静音が求められる環境に適した設計
- 12G-SDIとHDMI2.0接続で4K/UltraHDをケーブル1本で伝送、両端子から同時出力可能
- SDIおよびHDMIで最大4K/UltraHD/HD 60pを出力
- 10-bit/12-bit非圧縮品質
- ハイブリッドログガンマ(HLG)やHDR10のHDRフォーマットをサポート、AJASoftware Development Kit (SDK)経由でDolby Visionに対応、HDR信号をHDMIとSDIの両方で伝送
- MacやPCにThunderbolt 3のケーブル1本で接続可能
- SDIは16チャンネルのエンベデッドオーディオ出力に対応
- HDMIは8チャンネルのエンベデッドオーディオ出力に対応
- デバイス前面のVUメーターでオーディオレベルを確認
- 2チャンネルの3.5mmヘッドフォンジャックと、回転式の音量つまみを搭載
- Apple Final Cut Pro、Adobe Creative Cloud、Avid Media Composer、Pro Toolsなど、幅広い制作ソフトウェアに対応
- 電源付属
- AJAの3年間国際保証