トランスミッター(左)とレシーバー(右)
ローランド株式会社は、ダイナミック・マイクに取り付けて、高音質かつ広い伝送範囲のワイヤレス化を実現するボス(BOSS)ブランドのワイヤレス・システム「WL-30XLR」を2021年3月27日に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税込27,500円。
WL-30XLRは、一般的なダイナミック・マイクを手軽にワイヤレス化して使用可能なシステム。ダイナミック・マイクにトランスミッターを接続し、レシーバーをアンプなどの音響機器に接続するだけでワイヤレス環境を実現可能。より自由なステージ・パフォーマンスを求めるボーカリストや、ビートボクサーやDJ、MCなどさまざまなマイク・パフォーマーに最適だとしている。
BOSS独自の音質劣化の少ない高音質設計と超低レイテンシーに加え、伝送範囲は70メートル(使用場所の状況により変動)を実現。ワイヤレスのセットアップはシンプルかつ簡単で、レシーバーの「SCANボタン」を押すと、瞬時にチャンネル・スキャンを開始し、最も電波状況の安定したチャンネルに接続する。軽量・コンパクトなサイズの筐体に、XLR端子を装備。乾電池駆動を採用しており、パフォーマンスの現場で使いやすい設計だとしている。
また、WL-30XLRのトランスミッターとレシーバーは、それぞれアルカリ単3電池×1本で駆動。最大11時間の連続使用が可能で、リハーサルから本番まで安心して使用可能。電池残量は「パワー・インジケーター」で表示される。状況に応じて変化するLED(緑:電池残量十分にあり/オレンジ:2時間以内に電池切れ/赤:30分以内に電池切れ・要電池交換)によりバッテリーの状態を瞬時に把握することができる。さらに、意図しないチャンネル切り替えを防ぐ「チャンネル・ロック」機能搭載や、ミキサーなどの業務用音響機器への接続が容易なXLR端子を採用している。