ソネット・テクノロジーズは、今年のIBC2026に出展し、デスクトップおよびラックマウント型のPCIeカード拡張システム、ドッキングステーション、プロフェッショナルのワークフロー拡張に用いられるMac miniおよびMac Studio向けラックマウントソリューションなど、最新のThunderbolt 5対応製品を展示する(ブース番号:7.D19)。来場者は、発売予定の最新ソリューションをいち早く体験できる。
デュアルポート25GbE対応Thunderbolt 5アダプタ
同社は、「Twin25G T5 Thunderbolt 5 Adapter」を初公開する。このアダプタは、Thunderbolt 5、Thunderbolt 4、Thunderbolt 3またはUSB4に対応するコンピュータに、25GbEの光ファイバーネットワーク接続を追加する、高性能かつコストパフォーマンスに優れたソリューションである。
共有ストレージ、メディアサーバー、高速ネットワークインフラを利用するプロフェッショナルユーザー向けに設計されており、内蔵PCIeスロットを持たないコンピュータでも、25GbE対応のネットワークやストレージシステムに容易に高速接続できる。Twin25G T5は、別売りのLC光ファイバーケーブルを介して接続し、2基の25GBASE-SR SFP28トランシーバーを標準で装着している。これにより、最大100mの距離で2系統の25GbE接続を実現する。
バスパワー駆動の10GbE対応Thunderbolt 5アダプタ
同社はIBC2026にて、同社によると業界初となるバスパワー駆動の10GbE対応Thunderbolt 5アダプタ「Solo10G T5」を発表する。わずか7.5Wの電力で動作するSolo10G T5を使用することで、Thunderbolt 5搭載コンピュータを、一般的なCat 6またはCat 6A Ethernetケーブルを介して、プロフェッショナル向けの10GbEネットワークにフルスピードで接続できる。
また、Thunderbolt 4、USB4およびThunderbolt 3対応コンピュータとの幅広い互換性を維持する。大容量ファイルの転送、共有ストレージ、プロフェッショナル向けの映像制作ワークフロー、その他の広い帯域幅を必要とするアプリケーションにおいて、信頼性の高いネットワーク環境を実現する。
USB4アダプタとは異なり、Solo10G T5はThunderbolt認証を取得するため、厳格な電気的試験や相互運用性試験を経ており、認証済みのホストシステムにおいて、一貫したパフォーマンスと幅広い互換性が保証されている。
同社によると、Thunderbolt認証では電気的試験や相互運用性試験に加え、ハードウェアベースの認証機能を備えたファームウェアも検証されるという。これにより、メーカーが承認したファームウェアのアップデートのみが許可される。ITやセキュリティに関する要件が厳しい組織にとって、認証を受けていないUSB4対応製品と比較して、デバイスの整合性やネットワークエンドポイントのセキュリティに対する、より高い信頼性を提供する。
Thunderbolt 5ドッキングステーション
IBC2026において、同社は2台の次世代Thunderbolt 5ドッキングステーション「Echo 20 Thunderbolt 5 SecureDock」と、数々の賞を受賞した「Echo 21 Thunderbolt 5 SuperDock」を展示する。
いずれのドックも、Thunderbolt 5ポート3基(ホスト接続用1基、周辺機器接続用2基)、10GbE(RJ45)ポート1基、10Gbps/7.5W対応USB-C充電ポート4基、10Gbps/15W対応USB-C充電ポート1基、10Gbps対応USB-Aポート4基、HDMIおよびDisplayPortディスプレイ用ポート各1基、SD 4.0カードスロット1基、microSD 4.0カードスロット1基を搭載する。また、ロスレスオーディオに対応しているほか、アナログHDオーディオのラインレベル出力ジャック2基、3.5mmマイクジャック1基、3.5mmコンボHDオーディオジャック1基を備えている。
両製品の主な違いは、M.2 NVMe SSDソケットの有無である。Echo 21にはM.2 NVMe SSDソケットが搭載されており、最大8TBのオンボードストレージを追加でき、最大3,400MB/sのデータ転送速度に対応する。どちらのドックも、ストレージデバイス、入力デバイス、ヘッドフォン、対応するコンピュータでは最大4台のモニターを含む各種周辺機器を、ドックに集約して接続できる。これらの周辺機器をドックに接続し、付属のThunderbolt 5ケーブル1本でコンピュータと接続できる。また、対応するノートパソコンに最大140Wの電力を供給できる。
Mac Studio向け2スロットThunderbolt 5 PCIeカード拡張システム
IBC2026において、Mac Studioを拡張するために設計されたプロフェッショナル向け3Uラックマウントシステム「xMac Studio/Echo II DV T5 Pro」を展示する。ハイエンドなコンテンツ制作、ライブ制作、データ集約型作業向けに設計されたこのシステムは、Mac Studioに加え、「Echo II DV T5」Thunderbolt 5対応PCIeカード拡張モジュールを搭載しており、デュアルThunderbolt 5インターフェースを介して接続される2基の高帯域PCIeカードスロットを追加できる。
このアーキテクチャは、ビデオキャプチャや再生、NVMeストレージ、高速ネットワークなど、高いパフォーマンスが求められるPCIeカードのフル帯域幅での同時動作をサポートする。M3 UltraまたはM4 Maxを搭載したMac Studioに対し、スロットあたり最大6,000MB/sのPCIe帯域幅を提供する。標準的な19インチラックに収まる筐体は、前面および背面のポートにも容易にアクセスでき、プロフェッショナルな制作環境に向けた拡張性の高いラックマウントソリューションである。
Mac mini向け2スロットThunderbolt 5 PCIeカード拡張システム
IBC2026にて、Mac miniを拡張性の高い制作ワークステーションへと変える、プロフェッショナル向け2Uラックマウントシステム「xMac mini (2024+)/Echo II DV T5 Pro」を展示する。
放送、ポストプロダクション、その他の高帯域幅ワークフロー向けに設計されたこのシステムは、1台または2台のMac miniを「Echo II DV T5」Thunderbolt 5対応PCIeカード拡張モジュールと並べて確実にマウントし、デュアルThunderbolt 5接続を介して2基の高帯域PCIeカードスロットを追加する。
これにより、ビデオI/O、NVMe SSDストレージ、10GbE/25GbEアダプタなど、高い帯域幅を必要とするPCIeカードを最大帯域幅で同時に動作させることができる。M4 Pro搭載Mac miniでは、スロットあたり最大6,000MB/sのPCIe帯域幅を実現し、高いパフォーマンスを提供する。このラックマウントシステムは、標準的な19インチ機器ラックに収まり、Mac miniの前面および背面のポートにも容易にアクセスできる。スタジオ、中継車、ラックベースの制作環境に向けたシステムである。
Thunderbolt 5対応eGPU
また、Windows 11搭載コンピュータ向けの、受賞歴を持つeGPU「Breakaway Box 850 T5」を展示する。デュアルポートのThunderbolt 5インターフェースを搭載した本製品は、従来のThunderbolt 3対応外付けGPUシャーシと比較して、2倍のPCIe帯域幅を実現する。
Thunderbolt 5、Thunderbolt 4、および対応するUSB4ポートを搭載したWindows 11ノートPCや小型フォームファクタのコンピュータと組み合わせることで、PCワークステーションに近いグラフィックス性能を提供する。eGPU筐体には850W電源を搭載しており、NVIDIA GeForce RTX 50、40、30シリーズやAMD Radeon RX 9000、7000、6000シリーズなど、幅広いGPUカードに対応する。
また、トリプル幅のグラフィックスカードにも対応する。さらに、Thunderbolt 5ドック機能を内蔵しており、ダウンストリーム用Thunderbolt 5ポート、10Gbps対応USB Type-Aポート3基、5GbEポートを搭載する。
Thunderbolt 5対応製品の先行公開
同社はIBC2026において、マルチスロットPCIe 4.0カード拡張システムや、最大6,000MB/sの転送速度に対応するマルチSSDストレージデバイスなど、複数の新しいThunderbolt 5対応製品を初公開する予定だ。