News of the World:Phot credit: Bruce W. Talamon/Universal Pictures
Blackmagic Designは、第93回アカデミー賞ノミネート作品とその制作スタッフに祝辞を贈った。DaVinci Resolve StudioやPocket Cinema Camera 6Kなどの同社製品は、「ムーラン」、「ミナリ」、「この茫漠たる荒野で」を含む作品の制作に使用された。
同社製品が使用された作品は、世界各地からのノミネート者により制作され、作品賞、国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、視覚効果賞などの様々なカテゴリーにノミネートされた。
「Hunger Ward」は短編ドキュメンタリー賞にノミネートされた作品で、同作のカラーコレクションにはDaVinci Resolve、戦渦のイエメンでの撮影にPocket Cinema Camera 6Kが使用された。同作は、イエメンにある最も大きな2つの食糧供給センター内で撮影され、忘れ去られた戦争の影響で生じている飢餓に苦しむ人々がこれ以上増えないように闘う、二人の女性医療従事者の姿を追ったドキュメンタリー。
「Hunger Ward」の撮影監督であるジェフリー・ボール氏は次のようコメントしている。
交戦地帯での撮影だったため、目立たないように、かつ効率的に作業を行う必要があり、また、いつでも即座に撮影できる準備ができている必要がありました。このカメラのおかげで撮影できたショットのひとつが、センターで幼い少女から点滴を外している映像です。Pocket Cinema Cameraのおかげでカメラの存在感が邪魔になることなく撮影できました。伝えようとしている物語を表現する上で、このようなショットは非常に重要でした。Pocket Cinema Camera 6Kは、その点でとても重宝しました。
Blackmagic Design製品が使用されたオスカー賞ノミネート作品は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- 「ムーラン」 – DaVinci Resolve StudioでCompany 3のナターシャ・レオネット(Natasha Leonnet)氏がグレーディング。
- 「ミナリ」 – DaVinci Resolve StudioでFotokemのデイビッド・コール(David Cole)氏がグレーディング。ACSおよびNZCSのラクラン・ミルン(Lachlan Milne)撮影監督は、撮影開始前にDaVinci Resolve Studioを用いて同作で使用するためのLUTを作成。
- 「アナザーラウンド」 – DaVinci Resolve StudioでZentropaのエミル・エリクソン(Emil Eriksson)氏がグレーディング。
- 「Hunger Ward」 – DaVinci Resolve Studioでジョン・デビッドソン(John Davidson)氏がグレーディング。多数のシーンの撮影にPocket Cinema Camera 6Kを使用。
- 「83歳のやさしいスパイ」 – Filmo Estudiosのカラリストであるイスマエル・カブレラ・エチェベリア(Ismael Cabrera Echeverría)氏はカラーの最終調整とマスタリングにDaVinci Resolve StudioおよびDeckLink 4K Extreme 12Gを使用。
- 「この茫漠たる荒野で」 – DaVinci Resolve StudioでCompany 3のスティーブン・ナカムラ(Stephen Nakamura)氏がグレーディング。
- 「ゴリラのアイヴァン」 – DaVinci Resolve StudioでGoldcrest Post Production Londonのロブ・ピッツィ(Rob Pizzey)氏がグレーディング。
- 「Feeling Through」 – DaVinci Resolve Studioでカレン・ケリー(Cullen Kelly)氏がグレーディング。
- 「ラブ&モンスターズ」 – ACSおよびNZCSのラクラン・ミルン(Lachlan Milne)撮影監督、撮影開始前にDaVinci Resolve Studioを用いて同作で使用するためのLUTを作成。