Blackmagic Designの発表によると、クリエイターたちが独自のプラットフォームを使用してパフォーマンスを視聴者に直接配信するReaktLive.comで、同社のテクノロジーが利用されているという。
Reaktは、ライブコンテンツを扱ってきた経験を元に、EMI/アビー・ロード・ストックホルム・スタジオをベースとして、Blackmagic URSA Mini Pro 12K、Blackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2、Blackmagic Micro Studio Camera 4Kを中心としたライブビデオ設備を構築した。
シネマライクなライブコンテンツの配信に自信を持つ、フルサービスのこの配信スタジオ/放送会社は、機能的なスタジオを有しており、6台の小型カメラがレールとジブに取り付けられている。共同創設者であるニコラス・ノティーニ氏は次のようにコメントしている。
このオートメーション化の目的は、アーティストやクリエイターたちの気を散らす要素をできるだけ排除し、"彼らがすべきこと"に集中できる環境を作ることです。
私たちはもともとプロのミュージシャンでしたが、私たちにとって、これが機能的にも見た目的にもベストだと思います。数分経つとカメラが気にならなくなり、アーティストたちはパフォーマンスに"入り込む"ことができます。必要があれば、フレーム内にテクノロジーが入り込むことも厭いません。視聴者がまるで自分がその場にいるような感覚を強調できるからです。
配信は、デジタルの美しさを追求するのではなく、あえてフィルムのような品質にしている。制作チェーンのすべての段階において、そのことが考慮されているとノティーニ氏はコメントしている。
可能な限り最高品質のオーディオ、最高レベルの機材を装備した最高品質のスタジオになっています。そしてオーディオを含む全てが配信と同時にライブでマスタリングされます。照明デザインからシネレンズまで、すべてのシステムがシネマライクなルックを作り上げるために設計されています。
すべてのカメラフィードは、後から使用するためにHyperDeck Studio Miniを使用して4Kで個別収録します。スイッチングにはATEM Television Studio Pro 4Kを使用しています。もちろんオーディオも専用のハードウェアを介して扱っています。これらをライブで行うことは非常に難しいのですが、結果としてすばらしい映像になります。そしてライブでは結果が全てです。
最近、同チームは、スウェーデンの伝説的なドラマー、ペール・リンドヴォール氏による3時間のライブ配信を行った。リンドヴォール氏は、ABBA、A-Ha、チャカ・カーン、スティーヴィー・ワンダーらと演奏したことで知られている。
今後も著名なアーティストとの多くのイベントを計画しているので、ぜひ見ていただきたいですね!私たちは継続的に開発を進めており、将来的にはこのオートメーションをさらに拡張したいと考えています。カメラの動きをより詳細にコントロールできるようになるほど、良い結果に繋がります。
私たちの一番の目的は、視聴者にとって最高の体験を制作することです。Blackmagic Designはこの実現に大きな役割を果たしています。カメラからコンバーター、ミキサー、編集、グレーディングにまで、Blackmagic Designの品質と信頼性、統合性に頼りっぱなしですね。