キヤノン屋内用リモートカメラ「CR-N500」「CR-N300」

キヤノンは、同社初となる屋内向け4K PTZリモートカメラ「CR-N500」を2021年5月20日に発売することを発表した。以前、2021年5月下旬に発売としていたもの。

CR-N500は、業務用ビデオカメラと同等の高画質とIP対応を両立し、業務用途で求められる画質設定が可能な屋内向け4K PTZ(パン、チルト、ズーム対応)リモートカメラ。SDI、HDMIに加え、映像制作現場で普及している「NDI|HX」に対応し、スイッチャーやメディアサーバーなどネットワーク上のNDI対応機器と接続することができる。

また、無償提供するPC用ソフトウエア「リモートカメラコントロールアプリ」を使用することで、PCからIPネットワーク上の複数のカメラを制御でき、従来カメラごとに必要だった撮影・操作の人員を減らし、少人数での撮影オペレーションを実現するという。

CR-N500は、光学15倍ズームレンズ、1.0型CMOSセンサー、映像処理プラットフォーム「DIGIC DV6」など、業務用ビデオカメラと同じキーデバイスを採用。焦点距離約25.5mm~約382.5mm相当の全ズーム域で4K(3840×2160)/30P、フルHD/60Pの映像を撮影可能。また、動画撮影に適したAF動作と高い追従性を有する「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載している。

0.1度/秒刻みのパン、チルト駆動機構とズームを連動させたPTZ動作を実現。低速から高速まで滑らかな速度変化により、遠隔制御時もスムーズな操作性を実現している。また、Canon Log 3を搭載している。