JVCケンウッド、業務用4Kメモリーカードカメラレコーダー3モデル発売

(左上)GY-HM280/HM280BB、(右下)GY-HM185
※ショットガンマイクは別売

株式会社JVCケンウッドは、JVCブランドより業務用4Kメモリーカードカメラレコーダーの新商品として「GY-HM280」「GY-HM280BB」「GY-HM185」の計3モデルを7月上旬から順次発売する。希望小売価格はオープン。

  • 「GY-HM280」SNSでの配信機能を強化(7月上旬発売)
  • 「GY-HM280BB」SNS連携とスポーツ中継のスコア表示も可能(7月中旬発売)
  • 「GY-HM185」エントリーモデル(7月上旬発売)

今回発売する3モデルは、スポーツ中継やイベントなどの撮影、Webニュース取材やSNSでのライブ配信などの幅広い用途に応えるラインアップとしている。GY-HM280とGY-HM280BBはSNSとの連携を強化し、スマートフォン向けのアクスペクト比で動画配信に対応するとともに、「Facebook Live」および「YouTube Live」に簡単に接続できる機能を搭載。さらに、GY-HM280BBにはスポーツ中継に便利なスコアボードのオーバーレイ機能を搭載し、新たに同機能の複数カメラへの同期を可能とした。また、GY-HM185は4K撮影に対応しつつ、ネットワーク機能を省いたエントリーモデルとなっている。ラインナップは以下の通り。

GY-HM280 / GY-HM280BB共通の主な特長

若年層を中心にスマートフォンで視聴する頻度が増加していることを考慮し、縦向きの視聴に最適な9:16の縦長型や1:1のスクエア型の動画配信に対応。なお、カメラ本体のSDカードには従来の16:9の全画面動画も同時に記録が可能だ。

ストリーミング配信(ライブ配信)の活用機会が広がり、需要が高まる「Facebook Live」と「YouTube Live」に簡単に接続できる設定メニューを搭載し、ライブ配信を手軽に行うことができる。また、RTMPSにも対応している。

HD撮影時の50Mbps 4:2:2カラーサンプリング記録、および4K撮影時の150Mbps 4:2:2記録モードにも対応。

その他にも、テロップ機能のほか、局名や番組名などを映像に簡単に重畳できるブロードキャスト映像へのオーバーレイ機能や、告知や広告などの画像を画面全体に表示できる「フルスクリーングラフィック機能」、映像表現の幅を広げる「テレマクロ機能」を搭載し、最大望遠時約60cmでの近接撮影に対応。また、クラウドサービスと連携した様々なネットワーク機能やHD/SDでのストリーミングに対応。

GY-HM280BBのみの特長

野球やサッカー、バスケットボールなどのゲームスコアを簡単に重層できる「スコアボード機能」を搭載しており、スポーツの試合中継など、ゲーム映像の制作が可能。スコアの入力は、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末からカメラにアクセスして行う。

マルチカメラスコア入力(スコア同期機能)

複数カメラでスポーツを撮影する際に、カメラ親機(Primary)1台に子機(Replica)3台までを登録し、スコアの同期が可能。

3モデル共通の主な特長

新LCDモニターイメージ
  • 3.45型16:9 約276万画素のLCDモニター搭載
  • 1240万画素1/2.3型裏面照射CMOSセンサー搭載
  • F1.2光学12倍ズームレンズを搭載、HD撮影モード時は24倍ダイナミックズームが可能
  • 4K30P UHD/150Mbps記録、およびフルHD High-Speed(120fps)撮影に対応
  • 3G-SDI/HDMI出力端子搭載
  • シリーズ記録、デュアル記録、バックアップ記録から記録方式を選択できるSDカードダブルスロット搭載