株式会社朋栄は、アークベンチャーズ株式会社と販売協業契約を2021年7月1日に締結したことを発表した。
アークベンチャーズは、大型LEDビジョンディスプレイ、disguise製メディアサーバーなどの映像機器を販売するほか、システム設計・施工、コンテンツ制作、機器の修理・メンテナンスなどのソリューションを提案している。
アークベンチャーズが日本販売代理店を務めるdisguiseは、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、香港、上海にオフィスを持ち、50カ国以上にメディアサーバーを販売。そのメディアサーバーシリーズは、3Dシミュレーション機能を搭載したレンダリングエンジンとして、ライブイベント、コンサート、放送、映像制作などで活用されている。
アークベンチャーズは、放送市場、各メディア市場において、LEDビジョンディスプレイにdisguise製メディアサーバーを組み合わせながら、バーチャルとリアルを融合したハイクオリティな映像を制作。ライブイベント、コンサート、劇場、放送などで、各種映像システム、クロマキーとCGによるリアルタイム合成技術を組み合わせたバーチャルプロダクションの制作も行っている。
今回のアークベンチャーズとの販売協業契約により、朋栄が日本国内総代理店として取り扱っているMo-Sys Engineering社のリアルタイムカメラトラッキングシステムStarTrackerと連携したバーチャルプロダクションが実現可能となる。
朋栄は、大型LEDビジョンディスプレイに描画するCG映像と実写映像を融合させた「XR」「バーチャルプロダクション」「インカメラVFX」等の分野においても、アークベンチャーズが培ってきた各種映像システム構築、リアルタイム合成技術とレンダリングエンジンを活用しながら、最先端の映像制作ソリューションを提供していくとしている。
株式会社朋栄代表取締役社長の清原克明氏は次のようにコメントしている。
朋栄は、システムインテグレーターとして、25年以上にわたり放送局様や映像制作分野の皆様にバーチャルスタジオシステムやリアルタイムCGシステムなど各種システムを提案し、納入してまいりました。近年では、放送局のスタジオサブや回線設備など中核システムにも携わり、大きな責任を感じるとともに、さらに良いご提案をしていく必要性を感じています。
アークベンチャーズは、大型LEDビジョンディスプレイ、disguiseメディアサーバーを組み合わせた数々のバーチャルプロダクションの制作実績を持つ素晴らしい企業であり、これまで朋栄だけでは実現できなかったバーチャルプロダクション案件においてもご提案が可能になると考えています。
これからも時代の変化をしっかりと捉え、お客様と朋に栄える企業として、皆様にご満足いただける製品、ソリューションをご提供してまいります。