パナソニックは、LUMIXSシリーズ用交換レンズのF1.8単焦点シリーズ第三弾として「S-S24」(LUMIX S 24mm F1.8)を2021年9月22日に発売する。希望小売価格は税込121,000円。
LUMIX S 24 mm F1.8は、広角24mmの遠近感を活かして、背景を撮り込んだ広がりと臨場感のあるポートレート撮影、街角の空気感を収めたスナップショットや、大口径F1.8による柔らかく美しい玉ボケの光源を写し込んだ夜景撮影など幅広いシーンでワンランク上の表現を手軽に楽しめるという。
ボケ表現のみならず、低照度環境の撮影にも対応。また、F1.8シリーズ全体を通して描写性能を統一することでレンズ交換を行っても写真やカットごとで差異が少なく、一貫した描写で高品位な作品に仕上げが可能。レンズ構成は、11群12枚で球面収差やコマ収差を抑える非球面レンズを3枚採用し、高い解像性能を実現するという。
リニアモーターとインナーフォーカス採用により、動体追従に高速・高精度なAF性能と静粛性にAF動作性能を両立。動画撮影時では、静粛なフォーカス駆動により駆動音を気にせず撮影でき、ポストプロダクションの際も作業の短縮化が可能。また、フォーカシング時のピント位置の移動に伴い画角が変化するブリージング現象を抑制し、ピント送り時の画角変化を抑えた自然な動画撮影が可能だとしている。
さらに絞りマイクロステップ制御により、輝度変化の大きいシーンでも絞り値を細かく制御することでなめらかな露出変化を実現。MF時のリニア、ノンリニアの切り替えをカメラ本体で選択することで、リニア選択時のフォーカスリングの回転角度を変更でき、回転角度によるフォーカス駆動量を調整することで、シネマレンズのような直感的で細かなピント送りを実現し、クリエイターの表現意図に沿った撮影が可能だという。
F1.8単焦点シリーズは、サイズの統一とほぼ同じ重心バランスを実現しており、ジンバルやドローンを活用した動画撮影においてレンズ交換時のバランス調整の負担を軽減し、時間が限られた撮影でもスムーズなオペレーションと効率的なワークフローを実現可能。また、サイズの統一によるシリーズ共通のホールディング性に加え、スイッチの配置、フォーカスリング位置とトルクの統一による操作性、フィルター径の統一による利便性、天候などに左右されることなく撮影が可能な防塵防滴・耐低温仕様で幅広い撮影シーンをサポートするとしている。