AJA、最新のNDIとHLSの互換性を備えた「BRIDGE LIVE v1.12」リリース

AJA Video Systems社、「BRIDGE LIVE v1.12」をリリースした。同社Webページより無料でダウンロード可能。

同ソフトウェア・アップデートにより、NDI(ネットワークデバイスインターフェイス)の双方向の入出力と変換に対応、HLS出力が可能となり、ビデオプレビュー機能を向上、そしてより直感的に構成可能なユーザーインターフェイスへ刷新されたという。

リモート制作、双方向のインタビュー、ライブイベントのストリーミング、複数カメラの映像伝送、配信現場での連携、プログラム出力の送り返し、信頼性の高いモニタリング、共同制作向けの機能、OTTをパッケージ化するABRラダープロファイルの受け渡しを可能にする新機能を追加。

NDIの双方向サポートにより、SDI入力をNDIに変換しネットワークへ出力すると同時に、受信したNDIをSDIで出力するワークフローを簡単に実現可能。また、IPビデオストリームをNDIへ、NDI入力をIPビデオストリームへ変換する機能により、数多くの新しいワークフローが可能となった。たとえば、NDIネットワークを取り入れているイベント会場または施設にBRIDGE LIVEを導入した場合、そのイベント会場や施設からNDIビデオをストリーミング可能な形式でアウトバウンド伝送、またはリモート制作現場でそのストリームをNDIに戻して使用できるという。BRIDGE LIVE v1.12の主な機能は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • NDI – SDI間の相互変換
    ・受信したNDIをSDIにデコード
    ・SDI入力をNDI にエンコード
  • NDI – IPビデオストリーム間の相互変換
    ・受信したNDIを IP ビデオストリーム(H.265およびH.264など)に変換 ・受信したIPビデオストリーム(H.265およびH.264など)をNDIに変換
  • RTP/UDP/SRTを介してリモートのNDIネットワークとNDI非対応の機材/設備を統合
  • NDI ネットワークに直接入力し、CDNまたは他の配信機構へ配信経路を提供
  • HLS出力(HD):BRIDGE LIVEに入力したSDIソースやIPビデオストリームを様々な既存の機器やソフトウェア向けにエンコードし共有、またiOS/iPadOSデバイスでの画面共有向けにHLSを出力
  • ビデオプレビュー:BRIDGE LIVEのGUI上でSDI入力のビデオプレビュー用のサムネイル表示に対応、「go live(ライブ配信)」の最中でコンテンツを安全に確認できない場合でも、適切なSDI入力/コンテンツをエンコーディングしているか視覚的に確認可能
  • ユーザーエクスペリエンス(UX)を向上:「start detecting input(入力の検出開始)」「set as input(入力に設定)」ボタンなど、より直感的なパイプライン構成と選択肢を提供、応答性も改善
  • 工場出荷時へのリセット方法を新たに追加:起動メニューから直接リセット項目へアクセスが可能となり、工場出荷時の状態へ素早くリセットが可能