Blackmagic Designの発表によると、クリス・ヘムズワース氏が主催するオンラインフィットネスアプリの最新トレーニングプログラムのプロモーションCMが、Blackmagic DesignのURSA Mini G2およびVideo Assist 7” 12G HDRを使用して撮影されたという。
この新規広告キャンペーンは、Centrの最新プログラム「Centr Power」のプロモーション。同プログラムは、クリス・ヘムズワース氏が「Thor」への出演の準備として行ったエクササイズからヒントを得たものである。
今回の広告キャンペーンの制作にあたり、クリス・ヘムズワース氏は、シドニー在住の監督/撮影監督であるアンソニー・ローズ氏を起用。ローズ氏は、オーストラリアで最も多作な監督/撮影監督の一人であり、MTV賞を受賞したミュージックビデオ、CM、ファッション撮影、ドキュメンタリーなど、幅広い分野で活躍している。
最近では、マーベルのプロジェクトに参加し、Disney+の「シャン・チー/テン・リングスの伝説」や「ソー:ラブ・アンド・サンダー」、ジョージ・ミラー監督の新作「3000 Years of Longing(原題)」などの制作を追う、長編の舞台裏ドキュメンタリーを制作している。
ローズ氏によると、クリス・ヘムズワース氏は非常に協力的で、「Centr Power」のビデオに明確なビジョンを求めていた。自然でリアルなイメージだという。
ローズ氏:クリスが話している間に、私はすばやくBlackmagic G2を手持ちで撮影できるよう準備し、一か八かで35mmのXeen CFプライムレンズを使ってみました。男たちがジムのドアを開けた時、背後のゴツゴツした石壁に当たっている光は完璧でしたが、光は急速に弱まっていました。クリス、ボビー、ルークの3人はウェイトを手に取り、ハードなトレーニングを始め、言葉を交わすことなく撮影が始まりました。セカンドテイクは必要なかったですね。
彼らが全力でトレーニングに取り組んでいたので、 ハイダイナミックレンジ、シャドー部の深み、ハイライトを維持するG2の性能を信じて、次々にショットを撮影していきました。Blackmagic LUTを使っていたので、アイピースに映っているものはまさに私が撮りたい画だと確信していました。
過去のCentrのキャンペーンを反映し、今回のCMではクリス・ヘムズワース氏がパーソナルトレーナーのルーク・ゾッキ氏と一緒にトレーニングしているところを描いている。 「ソー」の主人公のような体格を作り上げるリアルな場面を強調する一方で、クリス・ヘムズワース氏が撮影前に行っていたトレーニングに参加する機会をフォロワーたちに提供している。
ローズ氏は、URSA Mini Pro 4.6K G2を使用して4.6Kでこれらのショトを撮影した後、Blackmagic Design Video Assist 7” 12G HDRモニター/レコーダーで確認し、同CMの最終的な効果を作成した。最終的なショットの品質により、Centr Powerの新しいキャンペーンの信憑性を際立たせることができ、これはまさにこのCMが狙っていたことだという。
ローズ氏は、Blackmagic Designのカメラで撮影することで、本当に厳しい環境でも、その場で撮影できる自信がついたとしている。
Blackmagic Designカメラのダイナミックレンジは、直射日光や深い影、強い逆光にも対応でき、ポストプロダクションでは常に期待以上のルックが得られます。私はBM Film to Extended Video v4 LUTでモニタリングし、複数の波形を組み合わせて露出を調整しています。しかし多くの場合、チャンスが一度しかない一瞬を撮影したいので、いつでも撮影できるよう準備をしておく必要があります。
4K撮影の世界では、解像度に余裕があることで、4Kのフレームを超えずに、ポストプロダクションでショットのスタビライズやリフレーミングができます。Blackmagic Designカメラのメニューは非常にすばやく直感的に操作できますし、極端な暑さや埃、寒さに対する耐久性も非常に優れています。