フォトロンは、2021年11月17日~19日の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2021」に出展する(ホール6/6113 )。

同社ブースでは、関心が高まっているリモート編集やリモート制作、効率的なシステム運用を実現するセントラライズ収録システムを展示。フォトロン本社(東京都千代田区)とInterBEE2021会場(幕張メッセ/千葉県千葉市)をインターネット接続し、リモートオペレーションによるワークフローを実機にて体験できる。

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また、同時開催の特別企画展「InterBEE IP Pavilion(以下、IP Pavilion)」への参加も予定しており、IPをメインに構築したテクノロジーを紹介予定。

「IP Pavilion」に設置したEVS社ハイエンドライブプロダクションサーバ「XT-VIA」と、フォトロンブースのEVS社最新リモコン「LSM-VIA」をIP接続し、フォトロン独自のリモートライブプロダクションを紹介するという。

その他、XRライブシステム、クラウドベースコンテンツ管理サービス、AI自動文字起しサービス等、フォトロンならではのユニークなソリューションやサービスを幅広く紹介するとしている。

主な各ゾーンの出展内容は以下の通り。

リモート編集ゾーン

自社開発リモートアクセスアプリケーション「Photron Remote Access Gateway」を用いて、フォトロン本社に設置したワークステーションにインストールされた編集/フィニッシングシステム「Media Composer」、「Premiere Pro」、自社開発テロップ制作システム「TFX-Artist」をオンプレミスと遜色なくリモート編集できる様子を紹介する。

セントラライズ収録ゾーン

フォトロン本社に設置したソフトウェアベース・スタジオサーバ「XS-NEO」、ハードウェアベース・スタジオサーバ「XS-VIA」を、展示会場にある収録制御ソフトウェア「STING」、「IPD-VIA」から操作する。複数の収録映像ソース、複数のEVSサーバを同時に制御し、スケジュール収録やリモートプレビューを体験できる。

クラウド制作ゾーン

フォトロン本社で収録したベースバンド映像を、UHD/HD対応SRTマルチストリーム「MakitoXシリーズ」でSRTに変換して、IP ルーティングクラウドサービス「Photron Live Cloud Service」でクラウドに伝送。これらの映像ソースを使い、クラウドベース・スイッチャー「Viz Vectar Plus」によるクラウド番組制作の実演デモを紹介する。

さらに、クラウドベースグラフィックス制作/送出プラットフォーム「Singular」を組み合わせた最小限のオンプレミス機材で実現するクラウド番組制作環境を紹介する。

リモート中継制作ゾーン

同時開催の特別企画展「IP Pavilion」に設置したハイエンドライブプロダクションサーバ「XT-VIA」と、フォトロンブースにあるリモコン「LSM-VIA」をネットワーク接続し、リモートライブプロダクション環境を体験できる。SDI/IPのハイブリッド環境をシームレスに実現するIPゲートウェイ「Neuron」、IP信号モニタリングツールTerestream社「PRISM」も展示する。

グラフィックスゾーン

Vizrt社のXRシステム、TrackMen社の完全マーカレス・カメラトラッキングシステム「VioTrack R」を展示する。Vizrt社の最新ソフトウェアである「Viz Engine4」は強力なレンダリングエンジンを搭載し、リアルタイムパフォーマンス/低遅延のメディアフロー/新合成機能の追加など、新しい演出を可能にする番組制作の付加価値を紹介する。