Blackmagic URSA Broadcast G2メイン写真

Blackmagic Designは、プロ仕様放送用カメラ「Blackmagic URSA Broadcast G2」を発表した。希望小売価格は税込453,800円。

新製品のBlackmagic URSA Broadcast G2は、従来型の放送とオンライン放送の両方を考慮して作られた放送カメラ。3種類のカメラの機能が1台に凝縮されており、需要に合わせて4Kプロダクションカメラ、4Kスタジオカメラ、6Kデジタルフィルムカメラとして使用できる。

すでに所有しているレンズやバッテリーを使用可能。一般的なSDカード、UHS-IIカード、CFast 2.0カード、外付けUSBディスクのいずれかに、H.265、Apple ProRes、Blackmagic RAWなどのフォーマットで収録可能。

大型の6KセンサーとBlackmagic Designの第5世代カラーサイエンスの組み合わせにより、デジタルフィルムカメラと同じイメージングテクノロジーを使用して撮影が行える。6Kセンサーの解像度は6144×3456なので、放送とデジタルフィルム制作の両方に使用できる。

B4レンズでの撮影では、センサーの4Kウィンドウを使用してUltra HDで放送可能。PLまたはEFレンズマウントに交換すると、センサーの6K解像度をフルに使用してデジタルフィルムを制作できる。13ストップのダイナミックレンジで、暗い黒から明るい白までキャプチャー可能で、カラーコレクションに最適としている。

URSA Broadcastの新機種は低照明での性能に優れており、環境光での撮影に対応可能。Blackmagic URSA Broadcast G2は、-12dB(ISO 100)から最大+36dB(ISO 25,600)までのゲインをサポート。イメージ内のグレインおよびノイズを低減するように最適化されているが、センサーのダイナミックレンジは完全に維持される。ゲインは、カメラのスイッチ、LCDメニュー、SDIリモートカメラコントロールのいずれかを使用して設定可能。

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URSA Broadcast G2にはB4放送用レンズマウントが搭載されており、光学系はカメラのセンサーとマッチするように特別に設計されている。B4レンズマウントでは、近代的なUltra HDレンズや低価格のHDレンズを使用可能。旧型のHDレンズはHDを遥かに上回る解像度に対応していることが多いため、低コストで優れた品質のイメージが得られる。B4レンズはパーフォーカル(同焦点)レンズで、ズームイン/アウトを行なってもフォーカスが外れないため、撮影中に焦点を何度も合わせ直す必要がなく、さらに、レンズの電子制御にも完全に対応している。

フォーカス、アイリス、ズームをカメラのコントロールや、リモートで調整可能。また、他のタイプのレンズを使用したい場合は、PLやEFなどのマウントに交換可能。

URSA Broadcast G2は、高品質のNDフィルターを搭載。カメラに入り込む光量を即座に減少させることができる。1/4、1/16、1/64-stopフィルターは、URSA Broadcast G2のイメージセンサーおよびカラーサイエンスにマッチするように特別に設計されているため、広いラティチュードと優れたカラリメトリが得られる。これにより、様々な状況で、異なる組み合わせのアパーチャーとシャッターアングルを使用できる。

IRフィルターは、可視光と赤外波長を均等にフィルターして、IR汚染を除去するよう設計されている。フィルター設定は、LCDスクリーンに分数、ND番号、F値のいずれかで表示可能。

URSA Broadcastは、あらゆる放送システムや編集ソフトウェアで使用されている標準的なファイルフォーマットをサポート。ProRes 422 HQおよびProRes 422をQuickTimeファイルに収録する。新機種のBlackmagic URSA Broadcast G2はH.265の収録にも対応しており、60:1から285:1までの圧縮率で極めて小さなファイルを10-bit放送品質で収録可能。

また、Blackmagic RAWの収録もサポートしている。Blackmagic RAWは、カメラからのセンサーデータを完全な品質でキャプチャーし、維持するように作られている。あらゆるタイプのワークフローに適した多数のファイルフォーマットを使用できる。

デュアルCFast 2.0レコーダーおよびデュアルSD/UHS-IIカードレコーダーを搭載しているので、作業に合わせてメディアを選択可能。デュアルメディアスロットを使用すれば、URSA Broadcastでノンストップ収録が可能。

1枚目のカードがフルになると、自動的に2枚目のカードに収録を継続するので、収録中にフルになったカードを交換できる。高品質のProResおよびH.265ビデオファイルフォーマットを収録するのに十分な速度が得られ、高フレームレートのUltra HDでの作業にも対応。これにより、既存の放送システムへURSA Broadcast G2を簡単に統合できる。12bitのBlackmagic RAWシネマファイルの収録にも対応。

Blackmagic URSA Broadcast G2は背面に高速USB-C拡張ポートを搭載しているため、外付けディスクへの収録や、幅広い種類のアクセサリの接続が可能。低コストの外付け大型USBフラッシュディスクを接続すると、ProResおよびH.265に加え、高品質の12-bit Blackmagic RAWファイルを収録でき、後から編集やカラーコレクションを行える。さらにUSBポートは、接続したあらゆるディスクに給電できる。

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Blackmagic URSA Broadcast G2はUltra HDカメラとして優れているだけでなく、HDの撮影にも使用できる。高解像度センサーと第5世代のカラーサイエンスにより、ハイダイナミックレンジで色忠実度の高いイメージが得られる。HDで撮影する必要がある場合、カメラはイメージセンサーを1080HDまたは720HDビデオフォーマットにスケーリングする。これにより、映像を世界各地から、あらゆるHDまたはUltra HDビデオフォーマットで即座にオンエア可能。またHDで作業している場合、高解像度のセンサーでは、サブピクセル単位のイメージ処理が行われるため、アンチエイリアスでシャープなイメージが得られる。

URSA Broadcastは交換可能なレンズマウントを搭載しているため、B4レンズマウントをEF、PLマウント、さらにFマウントにも簡単に付け替え可能。URSA Broadcast G2にはB4マウントが標準装備されており、スペアのEFマウントが同梱されている。

また、オプションのPLおよびFマウントも別売りで取り揃えている。デジタルフィルム用の撮影には、PLレンズマウントが適している。URSA Broadcast G2では、1台のカメラで事実上すべての近代的なレンズを使用できる。

ハイエンドのURSA Mini Pro 12Kと同じ第5世代カラーサイエンスを採用しているため、新製品のURSA Broadcast G2では、すべてのショットで、正確なスキントーンと忠実なカラーの優れた画質を得ることが可能。新しいダイナミック12bitガンマカーブは、ハイライトとシャドウのカラーデータをより多くキャプチャするように設計されているので、きれいなイメージを撮影可能。このカラーサイエンスは、複雑なBlackmagic RAWイメージ処理の一部も担うため、センサーからのカラーおよびダイナミックレンジのデータがメタデータとして保存され、ポストプロダクションで使用できる。

オプションのZoom DemandおよびFocus Demandを追加すると、ライブプロダクションに写真用レンズを使用できる。両機種ともUSB-C接続を搭載しており、カメラの電子レンズコントロール経由でレンズを操作可能。2つのUSB-Cポートをそれぞれ搭載しているので、デイジーチェーンでZoom DemandとFocus Demandを接続し、単一のUSBコネクターでカメラに接続できる。高精度の調整ができるように設計されており、繊細なレンズコントロールが可能。三脚のハンドルから手を離さずにフレーミングやレンズの調整が行える。

URSA Broadcast G2で動作するように特別に設計されたアクセサリもある。ショルダーマウントキット、Vロックバッテリー、トップハンドルは同梱されており、追加で購入する必要はない。また、B4レンズを所有しておらず、写真用レンズで撮影を始めたいユーザー向けに、スペアのEFレンズマウントも同梱している。ビューファインダーは、オプションのBlackmagic URSA Viewfinder、あるいはライブプロダクション用にはBlackmagic URSA Studio Viewfinderを追加できる。オプションのファイバーコンバーターを接続すると、2km離れた場所から一本のSMPTEファイバーでカメラに給電可能。長尺収録には、URSA Mini Recorderをオプションで追加することで、外付けSSDに収録できる。

Blackmagic DesignのCEO グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。

オリジナルモデルのURSA Broadcastの柔軟性は大変好評をいただいており、放送においてデジタルフィルムカメラの品質が得られるカメラを求める声が寄せられていました。それを受けて、新製品のURSA Broadcast G2を発表しました。これにより、放送向けに設計されたカメラとデジタルカメラの画質のどちらかを優先させる必要はなくなりました。URSA Broadcast G2では、両方が得られます!URSA Broadcast G2はプロダクションカメラ、スタジオカメラ、デジタルフィルムカメラとして使用できるので、3種類のカメラ機能が1台に搭載されていると言えます。従来型の放送でもオンラインの放送でも、ハリウッド品質のデジタルフィルムで撮影できることで、創造性の幅が広がることでしょう!

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