Shiftallメタバース向け製品3種メイン写真

パナソニックの子会社であるShiftallは、VRヘッドセット「MeganeX」、ウェアラブル冷温デバイス「Pebble Feel」、メタバース対応音漏れ防止機能付きマイク「mutalk」の3製品をCES202で先駆けて発表した。三製品は、2022年春に発売する。各価格は以下の通り。

  • MeganeX:税込10万円未満
  • Pebble Feel:税込2万円前後
  • mutalk:税込2万円前後

MeganeXは、SteamVRに対応した高解像度・軽量のVRヘッドセット。メタバース上のVRユーザーが今求めている「軽さ」を追求、年間2,000時間以上メタバース内で過ごすといわれるヘビーユーザーにも快適なプレイ環境を提供できるという。

メガネ型のスピーカー内蔵の折りたたみフレームで、持ち運びの負担を軽減。リフレッシュレート120Hzで駆動する5.2K/10bit HDRのマイクロOLEDディスプレイを搭載。6DoFに対応し、SteamVR対応の様々なVRアプリケーションを楽しめるとしている。

Shiftallメタバース向け製品3種説明写真

Pebble Feelは、小石(Pebble)のような手のひらサイズのデバイスに高性能ペルチェ素子を搭載した、人体を温めたり、冷やしたりすることができるパーソナル・エアコン。専用シャツと組み合わせることで人体との接触部分(首元)を瞬時に冷却・加熱が可能。専用のSteamVR用アドオンを利用することで、VRChatのようなメタバース空間において、寒さ・暑さを体験することが可能となる。

既存のシェーダーを用いることで、誰もが簡単に体感温度を指定したワールドを作成することができる仕組みも併せて提供する。もちろん、メタバース目的だけでなく、暑い日に涼んだり、寒い日に温まるための道具として利用できるという。

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mutalkは、自分の声を周りに聞こえにくくする、音漏れ防止機能付きのBluetoothマイク。専用のバンドで顔に固定することができるため、両手がふさがっている状況でもハンズフリーで会話が可能。大声でボイスチャットしても家族や隣人への迷惑を抑制できるという。

ストラップを外せば、話したい時だけ口に当てる使い方が可能。静かなオフィスやカフェなどのオープンスペースで電話会議をしても、周りに迷惑をかけたり、内容を聞かれてしまうことがないという。

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米クアルコム社xR製品マネジメント担当シニアディレクターSaid Bakadir氏は次のようにコメントしている。

Snapdragon XR1プラットフォーム搭載のMeganeXの発表、おめでとうございます。株式会社Shiftallと米クアルコム社は、ホストデバイスに接続したxRビューアーで様々な活用を生み出す未来を共有しており、今春にMeganeXがお客様の手に届けられるのを楽しみにしています。