ローランド、新ライブ配信システム「Aero Caster」を発表。スマホ最大4台でマルチカメラ配信!映像と音声のズレの自動補正も

ローランド株式会社は、ライブストリーミング・システム「Aero Caster」を発表した。3月下旬発売予定。希望小売価格はオープン、市場想定売価は税込51,000円。

同製品は、コントローラ「VRC-01」とiPadアプリ「AeroCaster LIVE」軸に、最大4台のスマートフォンを活用したマルチカメラによるライブ配信環境を、ワイヤレスかつ低コストで構築できるソリューション。 外寸は220mm×166mm×60mm、重さ600gと軽量・コンパクトなライブ配信システムで、iOSやAndroidのスマートフォンやタブレットなど身近なデバイスで、ライブパフォーマンスからオンライン授業まで、あらゆるライブ配信用途に活用できるという。

iOS/Androidのスマートフォンに対応したカメラ・アプリ「AeroCaster Camera」を、端末にダウンロードして使用する。Wi-Fiまたは4G、5G回線を介し、YouTube、Facebook Live、Twitch、またはカスタムRTMPチャネルに直接配信が可能となる。

また、Google Chromeブラウザを介して、PCやスマートフォンの画面をワイヤレスで共有できる。

ローランド、新ライブ配信システム「Aero Caster」を発表。スマホ最大4台でマルチカメラ配信!映像と音声のズレの自動補正も

多数のトランジション・エフェクトが用意されており、カメラやメディア、シーンの切替えを効果的に演出できるようになっている。 タイトルや静止画、ピクチャー・イン・ピクチャーを使用したお気に入りのシーン設定を、最大30個まで登録・呼出しできるようになっており、スムーズかつスピーディな操作性を実現したという。 さらに、iPad内に保存されている動画や音楽、写真や画像を出力できるため、ライブ配信で活用できる。

コントローラは、ボタンやつまみで直観的な操作を実現。 2系統のXLRマイク入力に加えて、3.5mmステレオ・ライン入力、ヘッドフォン出力、モニター出力を備え、オーディオ・インターフェースとしても活用できる。 ネットワーク経由で入力された映像と音声のズレを自動で補正するローランド独自のオート・ディレイ機能(特許出願中)を搭載している。

ヘッドフォンやモニター・スピーカーを使用して音声のミックス状態を確認できるため、ライブ配信のプラットフォームに送る音声を常にモニタリングできるという。