Blackmagic Design導入事例:スペインのオンラインサッカー番組「Mister Underdog」の場合

Blackmagic Designによると、オンラインのサッカー解説番組「Mister Underdog」で、Blackmagic URSA BroadcastカメラおよびATEM 4 M/E Broadcast Studio 4Kライブプロダクションスイッチャーを採用したライブプロダクション・ワークフローが使用されているという。

同番組は、スペイン・マドリッドのライブプロダクション/配信のスペシャリスト・Pattonが、隔週で制作。 国内サッカーファンに国内外の最新動向や見解などを伝える同番組は、YouTubeでライブ配信されており、初年で1200万再生されている。

制作チームは、視聴者たちがテレビのスポーツ番組に期待するのと変わらない制作価値を生み出そうと考えていた。

Blackmagic Design導入事例:スペインのオンラインサッカー番組「Mister Underdog」の場合

Pattonの代表であるミゲル・パットン氏は、次のようにコメントしている。

制作スペースには限りがあったので、軽量で目立たず、視聴者の体験を妨げないようなカメラソリューションが必要でした。 視聴者がスタジオのオーディエンスであるかのように、会話に沿ってショットをすばやく変更するなど、映像がインタラクティブであることが、私たちにとって非常に重要なんです。

マルチカム撮影では、クレーンにマウントされた2台のURSA Broadcastと、3台のBlackmagic Studio Camera 4K Proが使用され、パネリストたちのショットを撮影。 後者には、Panasonic Lumix 14-140mmおよび44-175mmなど、様々なマイクロフォーサーズレンズが装着されている。

パットン氏:これまでにも、ライブイベントでBlackmagic Designのカメラを使用していたので、Studio Camera 4K Proでは、高品質の4K配信コンテンツに必要な多用途性を得られると確信していました。 撮影現場は薄暗いので、スクリーンのサイズと明るさは、カメラマンにとって大きなポイントです。また、直感的にコントロールできるので、小規模なライブプロダクションの課題に的確に対応できます。

Blackmagic Design導入事例:スペインのオンラインサッカー番組「Mister Underdog」の場合

すべてのフィードはATEM 4 M/E Broadcast Studio 4KおよびATEM 1 M/E Advanced Panelを使用してスイッチングされ、プログラム出力はVMixを通じてYouTubeに配信される。

パットン氏:この非公式なフォーマットはスペインサッカーの話題を盛り上げ、ファンたちの間で根強い人気となっています。Blackmagic Design製品がなければ、番組のアイデアをこのように短期間でライブ配信として実現することは不可能だったと思います。私たちの技術的な選択により、意欲的な番組を作成すること、そしてクライアントや視聴者が期待するプロレベルの品質で配信することが可能となりました。

今回のパンデミックの間に、これだけ多くのコンテンツをライブ配信できたことは、嬉しい驚きでしたね。そして最も重要なのは、Blackmagic Designのようなメーカーから出ている製品の品質とコストにより、コロナの規制が緩和されても、この番組を独自に開拓し続けられるということです。

Blackmagic Design導入事例:スペインのオンラインサッカー番組「Mister Underdog」の場合