ライカカメラ社(以下、ライカ)は、「ライカSLシステム」の最新ファームウェアを公開した。「ライカSL2-S」最新ファームウェアはバージョン3.0、「ライカSL2」最新ファームウェアはバージョン4.0。

「ライカSL2-S」の最新ファームウェアバージョン3.0では、HDMI経由で外部レコーダーへのシネマ4K 60fpsのRAW動画出力が可能となるという。RAW動画撮影は静止画のRAW撮影と同様に、ポストプロダクションでの調整の自由度が高く、より高画質な映像の実現も可能。RAW動画は完璧にクリーンな状態で豊かなダイナミックレンジ、優れた色再現、鮮明なディテール描写など、プロレベルの高品位な映像に仕上げることができるという。また、RAW動画出力に対応したことで、ATOMOS社の「NINJA V」「NINJA V+」、Blackmagic Design社の「Blackmagic Video Assist 12G HDR」などの外部レコーダーへ12bit RAW動画を出力することが可能になった。

「ライカSL2」の最新ファームウェアはバージョン4.0となる。今回の「ライカSL2-S」と「ライカSL2」の最新ファームウェアによって、両機種共通で操作性を向上するとともに新たな機能を追加できるという。具体的な内容としてはまず、サムホイールまたはフロントダイヤルにて直接ISO感度を設定することが可能となった。また、無線LAN機能を自動的にオフにするまでの時間設定が可能な「Wi-Fiスリープモード」を追加できる。さらに、ジョイスティックを使って静止画や動画をお気に入りにマークすることができるようになったという。

今回の最新ファームウェアでは、Lマウントアライアンス・レンズの追加機能をサポートすることも可能になった。また、FNボタンのショートカット設定により多くのメニュー項目が設定可能になったほか、「Leica FOTOS」による位置情報追加機能も向上したという。AF機能のひとつである顔認識機能では、複数人数が検出された場合にはどの瞳にピントを合わせるかを選択が可能となった。また、ISO感度をより細かく、1/2 EVステップまたは1/3 EVステップで設定できるようになったという。さらに、オートパワーオフ機能を完全にオフにすることができ、これにより、HDMIを経由した撮影時にオートフォーカスが作動しなくなってしまうことを防ぐ。

静止画撮影の利便性を向上させる機能も2つ追加されている。ひとつはAF機能に関するもので、AFフレームを前回測距した位置や中央に素早く移動させることが可能となった。もうひとつは露出および被写界深度のプレビュー機能で、撮影前の確認がより容易となったという。

「ライカSL2-S」および「ライカSL2」の最新ファームウェアは、ライカの公式ウェブサイトの各機種ダウンロードページからダウンロードが可能。

「ライカSL2-S」ファームウェアバージョン3.0の主な改善点

■静止画&動画

  • NEW:サムホイールまたはフロントダイヤルにて直接ISO感度設定が可能に
  • NEW:無線LAN機能を自動的にオフにするまでの時間の設定が可能に(Wi-Fiスリープモード)
  • NEW:ジョイスティックを使って静止画と動画をお気に入りにマーク
  • 拡張機能:Lマウントアライアンス・レンズの追加機能をサポート
  • 拡張機能:FNボタンのショートカット設定により多くのメニュー項目が設定可能に
  • AF測距方式人認識では人の眼に焦点を合わせることが可能に
  • より細かいISO設定(1/2または1/3 EVステップにて)が可能に
  • 省エネモードの完全解除が可能に(HDMI録画時のAFシステムの解除は不可)
  • ファームウェアの不具合修正

■静止画

  • NEW:AF測距点を前回の測距点とモニター中央部の間で素早く移動
  • NEW:露出プレビューと被写界深度プレビュー
  • 位置情報記録(Leica FOTOS使用の際)

■動画

  • NEW:外部レコーダー(HDMI経由)を使用してRAW形式での録画
  • Cineモードの絞り値をT値(1/2または1/3ステップ)でより正確に調整
  • Leica FOTOSによるHDMI出力に対応
  • USB接続によるHDMI出力に対応

「ライカSL2」ファームウェアバージョン4.0の主な改善点

■静止画&動画

  • NEW:サムホイールまたはフロントダイヤルにて直接ISO感度設定が可能に
  • NEW:無線LAN機能を自動的にオフにするまでの時間の設定が可能に(Wi-Fiスリープモード)
  • NEW:ジョイスティックを使って静止画と動画をお気に入りにマーク
  • 拡張機能:Lマウントアライアンス・レンズの追加機能をサポート
  • 拡張機能:FNボタンのショートカット設定により多くのメニュー項目が設定可能に
  • AF測距方式人認識では人の眼に焦点を合わせることが可能に
  • より細かいISO設定(1/2または1/3 EVステップにて)が可能に
  • 省エネモードの完全解除が可能に(HDMI録画時のAFシステムの解除は不可)
  • ファームウェアの不具合修正

■静止画

  • NEW:AF測距点を前回の測距点とモニター中央部の間で素早く移動
  • NEW:露出プレビューと被写界深度プレビュー
  • 位置情報記録(Leica FOTOS使用の際)

■動画

  • Cineモードの絞り値をT値(1/2または1/3ステップ)でより正確に調整
  • Leica FOTOSによるHDMI出力に対応
  • USB接続によるHDMI出力に対応