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Blackmagic Designによると、ライブアクション/VFX制作会社であるSoKrispyMediaが、DaVinci Resolve Studio 18編集/カラーグレーディング/VFX/オーディオポスト・ソフトウェアおよびBlackmagic Cloudを使用して、最新のバイラル動画、「Trapped in a First Person Video Game」を作成したという。

SoKrispyMediaは、「Chalk Warfare」などの大ヒットバイラル動画や、YouTuberのMrBeastによる「イカゲーム」の再現動画に協力したことで知られており、最先端のテクノロジーやイノベーションに精通している。人気ゲーム「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」をベースとした同社の最新の作品には、ライブアクション、VFX、実際のスタントが含まれており、わずか6週間で制作された。

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監督でありVFXデザイナーであるサム・ヴィケルト氏は、同プロジェクトのほとんどを、Blackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2デジタルフィルムカメラで撮影した。さらに、メディアの読み込みから、編集・カラーの作業まで、ポストプロダクションでは、現在ベータ版であるDaVinci Resolve Studio 18を使用した。ヴィケルト氏は次のようにコメントしている。

ヴィケルト氏:この12分の作品を6週間という期間で制作するのは非常に大変なことだったので、単一のソフトウェアですべての作業ができることは、ありがたかったですね。テイクの選択、編集の構成、オーディオ、VFX、カラーなどのポストプロダクションのあらゆるステージを考慮すると、様々なソフトを使いこなす時間はほとんどありません。

Blackmagic CloudとDaVinci Resolve 18のリリースは、SoKrispyMediaにとってこれ以上ないタイミングであった。SoKrispyMediaのプロデューサーであるマイカ・マリニクス氏は次のようにコメントしている。

マリニクス氏:Blackmagic Cloudの登場は非常にエキサイティングで、今回のプロジェクトで多用しました。ポストプロダクションは、移動やミーティングなどが多く、かなり多忙なスケジュールでした。自分たちで編集したので、メインのワークステーション以外からでも、プロジェクトにシームレスにアクセスできるソリューションが必要でした。

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ヴィケルト氏:Blackmagic Cloudのおかげで、場所を問わず、プロジェクトを移行せずにワークステーション間で作業することが可能になりました。

編集作業のスケジュールが非常に厳しいため、これは嬉しいですね。以前は簡単にできることではありませんでした。例えば、1日のうちに複数のデバイス間を行き来するような場合は、様々なプロジェクトファイルをデバイス間で管理することが非常に厄介でした。Blackmagic Cloudを使用することで、デバイス間を移動する際や出先で作業する際などでも、作業ペースが落ちることはありませんでした。

SoKrispyMediaは、「Trapped in a First Person Video Game」以降もBlackmagic Cloudを使用していくという。

マリニクス氏:私たちの制作では、どんどんリモートワークフローを採用しているので、クラウドベースと複数のユーザーインターフェースで作単かつ効率的に作業できるのは素晴らしいですね。

アーティストやベンダーを自社で抱える必要が常にある一方、このワークフローのおかげで、チームのメンバーが一箇所に揃っているのか、世界中に散らばっているのか、あるいはその両方なのかに関わらず、スムーズにポストプロダクションを実行できます。

ヴィケルト氏:私たちが手掛ける作品の多くは、革新的で最先端のテクノロジーを使用しています。今後Blackmagic Designがこれらの機能をどのように実装していくのか、とても楽しみです。クラウドワークフローと、DaVinci Resolve Studio 18のAIツールおよび高度なハードウェアを使用することで、作業効率が大幅にアップしました。今年、DaVinci Resolve Studio 18とBlackmagic Cloudを一層活用していくことが楽しみです!

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