ROE Visualは、超軽量な屋外ディスプレイ・プラットフォーム「Carbon MarkII」(以下、CB MKII)を発売した。CB MKIIシリーズは、屋外レンタル市場向けに、薄型でありながら堅牢な構造を持つ、新たな軽量LEDソリューションを提供する。同LEDプラットフォームは、一体型フレームと汎用LEDモジュールおよびマスクにより、合理的な設置を可能にする。CB MKIIは、屋外コンサートやイベントでの大型LED壁面や天井の施工に最適だとしている。
超軽量構造
軽量なパネルにより、屋外に大型LEDディスプレイを設置する際の負担が軽減。CB MKIIは、1平方メートルあたりわずか17kgと軽量で、スリムなLEDパネルを頑丈なフレームに収めた製品だ。従来のCarbonシリーズと比較して12%の軽量化を実現。
組み立ての簡便化
CB MKII独自のパネルを使用することにより、設置やメンテナンスが容易になった。磁石を使った組み立て、ユニバーサルモジュール、マスクの更新により、効率的なメンテナンスが可能だ。モジュールはフレーム内のどの位置にも設置でき、スナップオンマスクの交換も工具を必要としない。
柔軟なデザイン
CB MKIIシリーズは、凹面15°から凸面10°までの曲面設置や、T4やエアフレームサポートシステムを使用した大型屋外LEDディスプレイなど、様々な構成に対応。また、LEDパネルの軽量化により、仮想生成量に対応した天井のオプションもラインナップされている。
アウトドアでの使用に耐える信頼性
CB MKIIは、アウトドアでの性能に定評があるという。放熱性の向上により、あらゆる条件下で常に安定した動作が可能。また、T4やAirフレームと組み合わせることで、頑丈なLEDパネルは構造的に安定した健全なセットアップとして構築され、優れたカラーパフォーマンスを維持しながら厳しい環境条件に耐えることが可能だ。
ROE Visualのセールスディレクター、Grace Kuo氏は次のようにコメントしている。
Grace Kuo氏:世界のレンタル市場で屋外用LEDソリューションの需要が高まっていることから、当社のチームは多くの支持を得ている「Carbonシリーズ」の製品デザインを改良することにしました。強力かつ軽量な構造、創造的なデザイン、優れた製品品質により、CB MKIIはあらゆる屋外イベントスペースに理想のLEDソリューションとなるでしょう。
CB MKIIは、ドイツ・フランクフルトで開催された「Prolight+Sound 2022」で正式に発表され、6月8日より、米国ラスベガスで開催される「InfoComm 2022」でも展示されるという。