Venus Opticsは、「LAOWA 20mm F4 Zero-D Shift」の発売日決定を発表した。以前、製品発表をしていたもの。希望小売価格はオープン、サイトロンジャパン運営の公式オンラインショップでの販売価格は税込176,220円。
発売日とラインナップ
- 2022年7月1日発売
キヤノンEF、ソニーFE、ペンタックスK、フジGFX - 2022年7月22日発売
キヤノンRF、ニコンF、ニコンZ、Lマウント
LAOWA 20mm F4 Zero-D Shiftはフルサイズ一眼レフカメラ用の超広角なシフトレンズ。ディストーションを極めて少なく補正し、画面の隅々までシャープな画像が得られるという。さらに、レンズ前面を保護するための回転可能なレンズフードが付属。レンズフードはフレアの発生を抑えるのにも有効だ。
最大シフト量は、フルフレームカメラで±11mm、中判カメラで±8mm。シフト機能により簡単に遠近感による歪みを補正し、実際に目で見た際に近い視点のように建造物やインテリアをまっすぐに写すことが可能だという。
94.4°と超広角なうえ、シフト機能を使用することで、カメラ本体を動かさずに最大115°のパノラマ写真が作成可能。地面や空など不要なスペースの写りこみを減らしながら、写したい領域の全体を撮影することができるとしている。
レンズの最大シフト量は、フルフレームカメラで±11mm、中判カメラ(富士フイルムGFXなど)で±8mmと、十分なシフト機能を搭載している。シフトレンズで被写体の遠近感を調節することで、建造物をまっすぐに写すことが可能になるという。
同レンズは、EDレンズ3枚・非球面レンズ2枚を含む11群16枚のレンズ構成。色収差を大幅に抑制し、画面の隅々までシャープな画像が得られるとしている。
LAOWA「Zero-D(ゼロ-ディストーション)」シリーズの同製品は、ディストーションを極めて少なく抑制するため、画像の端から端まで垂直水平を保つことが可能。建築写真や商業写真、インテリア写真、風景写真などの撮影に最適だという。
また、最短撮影距離25cmと、被写体から非常に近い距離からの撮影も可能だ。超広角シフトレンズながら、レンズを交換することなく、マクロのような写真を簡単に撮影できる。
付属のレンズフードを使用することで、不要なフレアやゴーストを防ぎ、太陽など明るい光源が存在する際の撮影に便利だ。また、シフト量が多い際に画像内にフードが写りこまないよう、レンズフードを回転させて角度の調整が可能となっている。
14枚の絞り羽根により生成される滑らかな円形のボケは、建築写真撮影に非常に効果的だという。また82mm径のフィルタースレッドを装備。フィルターホルダーを追加で購入する必要なく、市販の各種フィルターを直接装着することが可能だ。
主な仕様
- 焦点距離:20mm
- 絞り範囲:F4‐F22
- 画角:94.4°
- レンズ構成:11群16枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚)
- シフト機能:フルフレーム±11mmシフト/中判カメラ:±8mmシフト
- 最大イメージサークル:φ65mm
- 絞り羽根枚数:14枚
- 最短撮影距離:25cm
- 最大倍率:0.17倍
- フォーカス:マニュアルフォーカス(MF)
- フィルタースレッド:φ82mm
- サイズ:約φ95mm×91mm
- 質量約:747g(レンズフード、フロントキャップ、リアキャップ含まず)