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Blackmagic Designは、DaVinci Resolve 18で追加された新しいクラウドコラボレーション機能「Blackmagic Cloud」のサービスを日本で開始した。

新機能Blackmagic Cloudにより、ユーザーはクラウド上のDaVinci Resolve Project Serverでプロジェクトライブラリをホストでき、世界中のあらゆる場所のエディター、カラリスト、VFXアーティスト、オーディオエンジニアたちと、同じ時間に同じプロジェクトを共有して作業可能だという。

Blackmagic Cloudにより、ホストは共同作業者を自分のプロジェクトライブラリに招待できる。ホストに必要なコストは月5ドルで、共同作業者にはコストがかからない。Blackmagic Cloudを利用するには、Blackmagic Cloud IDを取得する必要がある。これはBlackmagic Designウェブサイトの右上のクラウドアイコンをクリックして簡単に取得可能。

また、現在プライベートベータ版であるPresentationsはBlackmagic IDを使用してアクセスできる新機能だ。これによりVPNの複雑さやファイル転送のセキュリティリスクなしで進行中の作業に対するフィードバックが得られる。共有マーカーやコメントはDaVinci Resolveで自動的に双方向で再リンクされる。

メディアの共有にはDropboxが利用可能。複数コンピューター間でメディアを同期するように選択するだけで、全員がプロジェクトのローカルコピーで素早く作業できるという。新しいファイルが追加されると、自動的に同期されてプロジェクト内に表示される。発売中のBlackmagic Cloud Store、Blackmagic Store Mini、Blackmagic Cloud Podはメディアを保存するとあらかじめ指定したDropboxのフォルダに自動的に同期されるようになっており、Blackmagic Cloudと組み合わせることでさらに効率的なワークフローを構築できるとしている。

Blackmagic Cloudは、複雑なネットワークの知識を必要とせず、低価格でクラウドコラボレーションワークフローを提供するとしている。