Leica Camera AGは、初のレーザーテレビ「Leica Cine 1」を2023年第2四半期にヨーロッパで発売する。
独自のトリプルRGBレーザー技術により、Leica Cine 1は明るい映像と優れた色彩表現の実現。25,000時間を超える耐用年数の達成を特徴としている。非球面レンズを採用した高性能なズミクロンレンズはライカの規格に基づき製造されており、画像サイズに正確に合わせることで高いイメージングパフォーマンスを実現する。ライカの画像の個性と優れた品質を80インチまたは100インチのディスプレイで4K画質の動画を体験できるのは初めてで、統合されたDolby Atmosオーディオシステムとともに完璧なホームシネマ体験を実現できるという。
接続性も充実している。有料チャンネル用のCIスロットを含む統合TVチューナーでリニアTVに対応するほか、VIDAAスマートTVランチャーでストリーミングエンターテイメントを楽しめる。内蔵HDMIおよびUSB入力端には、ハードディスクやブルーレイプレーヤー、ゲーム機などを接続が可能。スクリーンミラーリング機能により、ストリーミングエクスペリエンスを完成できる。
さらに、Leica Cine 1の投影画像は、従来のテレビディスプレイと比較して、目への負担が大幅に軽減され、最高品質のホームシネマを長時間楽しむのに適しているという。
Leica Cine 1は、技術的な仕様だけでなく、消費電力とデザインに関しても特徴としている。短距離レーザー技術は、同サイズの有機ELテレビよりも消費電力を大幅に抑えている。また、ライカらしいピュアなデザインは、耐久性に優れたシルバーの高級アルミニウムボディと、レンズを最適に保護するスリムな自動ダストカバーに反映されている。
側面には、より良い音声出力と効果的な換気のためのパンチングプレートを実現。洗練されたディテールは、老舗ライカブランドの高い技術精度の象徴であるだけでなく、ライカ製品のデザインにおける機能性と使用感の高水準を強調しているとしている。
Leica Camera AGのCEOであるMatthias Harsch氏は次のように述べている。
今後、年間売上高1000億米ドルを超える家電の中で世界最大であるテレビ市場において、光学の専門技術は重要な成功要因になるでしょう。戦略的パートナーとの協力のもと、世界をリードする光学の専門知識をもとに、Cine 1で「光学ハイテクとデザインの融合」 という特別な製品を生み出すことに成功したことを誇りに思います。
Cine 1により、お客様はご自宅で快適に、最高のオーディオビジュアルレベルで映画の楽しさを体験することができます – 映画が家にやってくるのです。