株式会社アルヴォリは、キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下:キヤノンMJ)監修のもと、「九谷焼レンズ盃」「レンズフード螺鈿」「レンズフード漆器」をキヤノンオンラインショップにて発売した。ラインアップと販売価格は以下の通り。
- 九谷焼レンズ盃[獅子・阿]:税込14,300円
- 九谷焼レンズ盃[獅子・吽]:税込14,300円
- 九谷焼レンズ盃[白虎・阿]:税込14,300円
- 九谷焼レンズ盃[白虎・吽]:税込14,300円
- レンズフード螺鈿・筒:税込17,600円
- レンズフード漆器・筒:税込6,600円
- レンズフード漆器・花:税込8,800円
カメラ×伝統工芸コレクション
「カメラ」と「伝統工芸」の融合をテーマに、2019年からキヤノンMJによるデザイン監修の元、株式会社アルヴォリと日本各地の伝統工芸職人がカメラユーザーの視点に立った商品開発を行うプロジェクト。カメラやレンズ、レンズフードといったアイテムをモチーフに伝統技術でカメラの世界観を表現したコレクションとなっている。このプロジェクトでは、職人のカメラ愛好家に豊かな「おうち時間」を提供したいという想いを、職人の技術によってカタチにすることでカメラ愛好家に逸品を届けるという。第一弾は「東京くみひもカメラストラップ」、第二弾は「江戸切子レンズグラス」を発売した。
九谷焼レンズ盃
九谷焼では珍しい「黒」の絵付けによりカメラの世界観を再現。隠されたレンズのモチーフ、光を当てると透ける絵柄、大人の遊び心にあふれた盃(さかずき)。繊細かつ迫力のある上絵付けは阿吽(あ・うん)をテーマに、側面を黒く彩色したレンズをモチーフとした形により、目でも楽しめる。
レンズの筐体をろくろの成形技術で表現。さらに盃を返すと、そこにはレンズモチーフが隠されている。魚眼レンズを想わせる底面は透けるほどの薄さで造られ、光を通すと獅子と白虎を描いた黒い絵付けが浮かび上がる。
九谷焼レンズ盃を制作したのは気鋭の九谷焼作家である伝統工芸士の井上雅子氏。素地成形は中川千尋氏が担当した。
■九谷焼レンズ盃
- 本体外寸:直径約81mm 高さ約39mm
- 本体容量:最大約100ml
- 本体重量:約180g
「レンズフード螺鈿」「レンズフード漆器」
レンズフードを漆器の技で再現。さらに螺鈿(らでん)模様でレンズの煌めきまでも表現したという。卓越した木工技術でレンズフードの造形を追求している。漆塗りの技法でシボ風塗装の質感もリアルに再現。さらに、螺鈿の輝きでレンズの美しさも表現している。
株式会社匠頭漆工の現代表兼職人頭である伝統工芸士、二代目の久保出章二氏が手掛けた。レンズフード螺鈿の螺鈿部分の加工を武蔵川工房の伝統工芸士、武蔵川剛嗣氏が担当した。
■レンズフード螺鈿・筒
- 本体外寸:直径約87mm 高さ約58mm
- 本体容量:最大約170ml
- 本体重量:約40g
- 品名:合成漆器
- 表面塗装の種類:漆塗装(外側)、ウレタン塗装(内側)
- 素地の種類:天然木
■レンズフード漆器・筒
- 本体外寸:直径約87mm 高さ約58mm
- 本体容量:最大約170ml
- 本体重量:約40g
- 品名:漆器
- 表面塗装の種類:漆塗装
- 素地の種類:天然木
■レンズフード漆器・花
- 本体外寸:直径約89mm 高さ約39mm
- 本体重量:約40g
- 品名:漆器
- 表面塗装の種類:漆塗装
- 素地の種類:天然木
このほか、銀座・大阪フォトハウスにて肥後象嵌ホットシューカバーを参考展示している。
俳句の季語をテーマにした12カ月の柄に、双龍をモチーフにしたスペシャル版を加えた全13種。商品化が実現できなかった特別コラボレーション。伝統工芸士の麻生翼氏の職人技が光る。