Telestream社は、Lightspeed Liveサーバーファミリーの最新モデル「Lightspeed Live C2+」を発表した。高性能なSDIポートを4基搭載し、要求の厳しいワークフローにおけるインジェストの柔軟性を最大化するという。
4チャンネルの3G HD-SDI入力を搭載したLightspeed Live C2+は、前機種の構成に比べてチャンネルあたりのコストを30%削減。同製品はまた、さまざまなフォーマットのUHDインジェストにも対応している。
Telestream社の製品管理部門シニアディレクター、Scott Matics氏は次のようにコメントしている。
Matics氏:私たちは、Lightspeed Live CaptureおよびStreamソフトウェアの機能強化に合わせて、Lightspeed Liveサーバーシリーズの改良を続けています。リモートプロダクションが進化し続ける現在、最先端のライブキャプチャおよびストリーミング用に設計されたハードウェアサーバーが、プロダクションの厳しいニーズに応えるパフォーマンスと信頼性を保証します。
Lightspeed Live Captureは、Lightspeed Liveサーバー上で動作するソフトウェアだ。撮影現場、ポストプロダクション、放送ワークフローで使用する高解像度ファイルやプロキシファイルをインジェストする。RS422 VTR コントロールによるテープインジェストの自動化も可能。単独のキャプチャデバイスとして、あるいは複数サーバーのキャプチャファームとして機能し、あらゆる規模のVantageドメインに直接統合できる。
システムを拡張してチャンネル数を増やしたい場合も、Lightspeed Live Captureサーバーを追加し、共通のデータベースを通じてサービスを追加するだけで実現可能。また、共通のユーザーインターフェイスを介して制御できる。
Matics氏:Lightspeed Live CaptureサーバーとVantageの統合で、ワークフローの可能性は無限に広がります。現時点で最も拡張性が高く、柔軟かつ強力なメディアプロセッシングプラットフォームは、このソリューションでしょう。
Lightspeed Live Streamソフトウェアは、エンタープライズクラスのライブストリーミングを実現したいメディアおよびエンターテインメント企業、組織、政府機関、教育施設などに適合するという。複数のベースバンドSDIまたはIPビデオソース(MPTS、SPTS、RTMP)のインジェスト、複数の異なる形式またはABRパッケージのエンコード、複数ソースの複数配信先への展開またはオリジンのホストも可能だ。
Lightspeed Live StreamはSCTE 35/104を検出し、境界にIDR(Instantaneous Decoder Refresh)フレームを配置するので、ダウンストリームの機器やサーバー側でのコンテンツの置き換えや広告挿入がシームレスかつクリーンに行われる。既存のストリームを再エンコードする必要がないため、品質と効率も向上するという。