株式会社焦点工房は、同社が取り扱うTECHART社製の電子マウントアダプター「LM-EA9」を発売した。メーカー希望小売価格は税込65,000円。
LM-EA9は、ライカMマウントレンズをソニーEマウントのカメラでAF動作させる電子マウントアダプター。AF駆動用モーターを搭載し、レンズ側のマウント面を前後に動かすことでピントを合わせることが可能。
TECHART LM-EA9(ライカMマウントレンズ→ソニーEマウント変換)電子マウントアダプター
前モデル「LM-EA7」から6年ぶりの新型となる同製品は、モーターを4つ搭載し、高い耐久性と静粛性を実現。また、モーター格納部に大きな膨らみがあった前モデルと異なり、カメラケースやレンズと干渉しにくいスマートなデザインに改良されたという。LM-EA9の主な特長は以下の通り。
製品特長
(以下、プレスリリースより引用)
- モーターを4つ搭載した新しい駆動ユニットを採用し、前モデルよりも高い耐久性と静粛性を実現
- カメラケースやレンズと干渉しにくいリング状のスマートなデザイン
- ボディの設計と加工方法を改善することで、より高い剛性と小型化を実現
- マニュアルのMマウントレンズでAF撮影が可能
- AF-S、AF-C、顔検出、瞳AFに対応
- レンズの最短撮影距離を短縮(可動部分の繰り出し量:4.5mm)
- USB DOCKからファームウェアアップデートが可能
- 設定した焦点距離(24種)を、Exifデータに記録可能(※レンズ交換やズームで焦点距離が変わる度に再設定が必要)
- アダプター内部の植毛加工により内面反射を抑制
- 別売りのマウントアダプターを組み合わせることで、M42/ニコンF/ヤシカコンタックスなどのMFレンズをAF化可能
製品仕様
- 対応レンズマウント:ライカM
- 対応カメラ:ソニーα1、α9 II、α9、α7R IV、α7 IV、α7S III、α7R III、α7 III、α7C、α7R II、α7 II、α6600、α6500 、α6400、α6300、α6100 など、高性能な像面位相差AF搭載のEマウントカメラ
- サイズ:約Φ68×18mm(突起部除く)
- 質量:約130g
なお、LM-EA9(ライカMマウントレンズ→ソニーEマウント変換)と、他ブランドのマウント変換アダプターとのセット商品を直販限定で販売する。マウント変換アダプターと併用することにより、装着できるレンズの幅を拡げられるとしている。
LM-EA9とセット販売されるアダプター
対応レンズマウント | 製品名 |
ライカL39マウントレンズ用 | K&F Concept KF-LM-2890、KF-LM-35135、KF-LM-5075 |
ニコンFマウントレンズ用 | K&F Concept KF-NFM |
ライカRマウントレンズ用 | K&F Concept KF-LRM |
オリンパスOMマウントレンズ用 | K&F Concept KF-OMM |
M42マウントレンズ用 | K&F Concept KF-42M2 |
エキザクタマウントレンズ用 | K&F Concept KF-EXAM |
ヤシカ・コンタックスマウントレンズ用 | K&F Concept KF-CYM2 |
ミノルタMD/MCマウントレンズ用 | K&F Concept KF-SRM2 |
ペンタックスKマウントレンズ用 | K&F Concept KF-PKM2 |
キヤノンEFマウントレンズ用 | K&F Concept KF-EFM2 |