ソニーは、リモートによるソニー製デジタルカメラの操作・設定変更が可能になるソフトウェアの開発キット「Camera Remote SDK」の新バージョン(Version 1.06)の提供開始した。同社Webページより無償でダウンロード可能。
Camera Remote SDKは、リモートからカメラ設定の変更やシャッターレリーズ、フレーミング、フォーカスなどのライブビューモニタリングといった操作ができるソフトウェアの開発を可能にする。ユーザーが構築した各種システムにソニー製デジタルカメラを組み込むことができ、Eコマースや公共機関、メディカル、教育など幅広い領域で、最先端のコンテンツ制作や点検・調査等の用途に合わせて活用できる。
Version 1.06では、新たにCinema Line「FX30」に対応するほか、ソフトウェアのアップデートにより、「FX6」および「FX3」にも対応する。これにより、ソニー製デジタルカメラを点検・調査、ドローン撮影、映像制作に活用できる。
SDKからカメラにImageIDを送ることで、GPS位置情報のリンクを実現。静止画とGPS位置情報を高精度に紐づけることが可能になる。
また、設定値の保存や読込など基本操作のメニュー設定に対応。これにより、カメラ本体を直接操作することなく、離れた場所からでもカメラの設定ができる。FX6においては、Content Browser Mobileで提供している基本的なコントロール機能を同リモートSDKで実現する。同時に5台まで(最大接続カメラ台数は使用する機器・システムによって異なる)の動画制作が可能。