株式会社ニコンは、2022年10月18日~20日に開催されるアドビ主催のクリエイターの祭典「Adobe MAX 2022」で、画像の出所や来歴などの情報を画像ファイルに付加する来歴記録機能を実装したミラーレスカメラ「ニコンZ 9」の参考展示を行う。
本展示は、アドビが主導するデジタルコンテンツの改ざんや不正使用への対策を目的とした、コンテンツの出所や来歴データの保証を普及促進するコミュニティCAI(Content Authenticity Initiative)と協働したもので、Z 9には、デジタルコンテンツの出所や来歴を証明するための技術標準の開発を行う業界団体C2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)が定める標準仕様に準拠した機能が実装されている。
現在ニコンは、画像の出所や来歴などの情報を画像ファイルに付加し、画像の真正性確認をサポートする来歴記録機能の開発中で、同機能により、多くの手間とコストがかかっている画像のファクトチェックをはじめ、改ざんや不正使用の検知を容易にし、画像の信頼性向上に貢献していくことを狙いとしている。
※本展示は開発中の機能の発表を目的としており、Z 9への本機能の搭載は予定していない。