AJA Video Systems社は、「BRIDGE LIVE」の新しいソフトウェアv1.13.2を発表した。AJAのウェブサイトから無料でダウンロードできる。
今回のアップデートにより、BRIDGE LIVEのNDI機能およびパフォーマンスを強化。BRIDGE LIVEはUltraHD(UHD)およびHDに対応するライブビデオソリューションで、リモート映像制作、伝送、連携、ストリーミング、配信を実現するとしている。
BRIDGE LIVE v1.13.2では、NDI検出サーバーとNDIグループのサポート、60fpsでの4K NDI出力、MBAFF H.264インターレースを検出する新機能、100以上のソースに対応するNDI入力の拡張など、ストリーミングワークフローをさらに簡易化する機能が提供される。
エンタープライズ向けのターンキーソリューションであるBRIDGE LIVEは、非圧縮12G-SDIと、NDI、H.265、H.264、MPEG-2、JPEG 2000など幅広いストリーミングおよび伝送コーデック間で、マルチチャンネルUHDおよびHDビデオのトランスポートを簡易化する。
BRIDGE LIVE v1.13.2が新たに対応するNDI検出サーバーは、ネットワーク内のNDIソースの検出を効率化し、すべてのNDIストリームを集権化されたレジストリとして操作可能になる。自動NDI検出機能に代わる検出サーバーは、クラウドコンピューティングサービスでは一般的な、大規模マルチキャストDNS(mDNS)トラフィックが制限または禁止されている制作環境に最適だという。検出サーバーはNDIの全機能をサポートし、使用時にはほとんどの環境でNDIをユニキャストモードで動作可能だ。
また、NDIグループのサポート機能を追加。ソースの編成や分類など、NDIストリームを簡単に管理できるという。4K 60fpsでのNDIストリーム出力によって大規模なラスターデータを扱うワークフローにも対応。また、100を越えるNDIソース入力に対応した機能拡張は、複雑なプロダクションの要求にも応えられる。
さらに、MBAFF H.264インターレース検出と、正確なフィールドオーダーを特定する新機能が追加された。
AJA Video Systems社の社長、Nick Rashby氏は次のようにコメントしている。
Rashby氏:BRIDGE LIVE は、ライブプロダクションおよび重要なストリーミング環境での極めて厳しい要求にも対応する、エンタープライズレベルの処理能力を備えています。ワークフローのさらなる簡易化と最高画質でのストリーミングを叶えるためにBRIDGE LIVE v1.13.2ではNDI機能を拡張しました。さらに柔軟なワークフローを実現します。