バーチャルプロダクションの代表的なコンポーネント3社「Stype」「disguise」「ROE Visual」がInter BEE 2022でコラボレーション展示を行う。ナックイメージテクノロジー社ブース(ブースNo.6209)で実働展示を体験できる。「ICVFX」「xR」などバーチャルプロダクションの最新形を紹介する。
次代を担う最先端のVFX技術として活用が始まった「LEDウォールを用いたバーチャルプロダクション」や、「xRステージ」で必要となるのが、カメラトラッキング・システム、メディアサーバー/レンダリングノード、LEDパネルだ。今回の展示は、さまざまなメーカーの中で国内外で代表的なコンポーネントのコラボレーションとなる。
- Stype:カメラトラッキング・システム
- disguise:メディアサーバー/レンダリングノード
- ROE Visual:LEDパネル
コラボレーション展示の代表的な製品
Stype社「RedSpy」
RedSpy(レッドスパイ)は、リアルタイムCGレンダリングに必須となる業界標準の光学式カメラトラッキングシステム。収録用カメラにRedSpyカメラを取り付け、天井や床、壁などのトラッキングエリアに貼られた小型反射マーカーを撮影することで、カメラの位置情報と各種レンズデータをリアルタイムに高精度で収集可能。収集データはそのままでCGレンダリングエンジンに出力できるため、ライブ配信・放送で高精度なリアルタイム合成演出が可能になるという。
disguise社「vx4+」
vx 4+は、映像の入出力や再生、合成、マッピングなどを行う映像システムの中核となるメディアサーバー。高い技術が求められるバーチャルプロダクションやコンサート、イベントの演出、プロジェクションマッピング、インスタレーションを想定して設計された。
映像システムに大きなパワーを与え、コンテンツの品質と再生性能を最大限に高め、これまでの限界を超えるような、観客を魅了するコンテンツ制作を可能にするとしている。
ROE Visual社「Black Pearl 2V2」
Black Pearl 2V2は、映画やテレビに最適なキャンバスとして、バーチャルリアリティーで作成されたセットや背景を表示するためのLEDディスプレイ。撮影現場のクリエイター、ポストプロダクション・チーム、出演者にとって、よりリアルでインタラクティブなリファレンスをリアルタイムで受け取れるような、最大限の柔軟性を実現するとしている。
このほかにも、同ブースではバーチャルプロダクションに関係する最新の機器、およびソリューションを紹介予定。