LiveUは、4K/HD映像のHEVCエンコーディング対応のポータブルエンコーダー「Solo PRO」を発表した。Solo PROは、LiveUのLRT(LiveU Reliable Transport)技術を活用して、4G/5Gモデム、WiFi、有線LANの最大6回線のネットワーク接続を組み合わせてスムーズなストリーミング体験を可能にするという。
簡単なセットアップでクラウド制作を可能にするLiveU Solo PROは、エンタープライズ、エンターテインメント、スポーツなどのあらゆるタイプのライブイベント中継に使用することができ、Twitch、Facebook、YouTube、Vimeo、TikTokなどのライブプラットフォームのコンテンツクリエーターに最適なツールだとしている。
LiveUのCTO Dan Pisarski氏は、次のようにコメントしている。
Pisarski氏:私たちの目標は、あらゆるストリーミングニーズに対応する最先端の製品を提供することでした。LiveU Solo PROをご使用いただくことで様々な場所から臨場感のある高画質映像を配信することが可能になると確信しています。
エンド・ツー・エンドのリアルタイムワークフローに活用でき、ユーザーは、簡単にオンラインプラットフォームや任意のストリーミングサービス/プラットフォームに直接ライブを行うことが可能です。
LiveU Solo PROは重さ約900g、どこにでも持ち運べる軽量なユニットで、高品質映像を配信できる。H.264またはHEVCで最大4Kp60の解像度をストリーミングするSolo PROのHEVC機能は、H.264の半分の帯域幅で同じ品質、または同じ帯域幅で2倍の品質を提供。従来のSoloより内部バッテリーの駆動時間が長くなり、使いやすいUSB-C外部バッテリー、柔軟なキャリングオプションにより、様々なユースケースで利用可能だ。Solo PROのモジュラー構成は最大6つのネットワーク接続が可能になっている。
今後、より迅速なライブ配信を実現するためのアドオン型ストリーミングツールパッケージ「Solo Stream Tools」を提供予定。Solo Stream Tools(オプション)を活用することで、ロゴの追加や複数の配信先への同時配信を簡単な操作で実施でき、ライブ配信までにかかる時間を短縮を実現するという。
Pisarski氏:Solo Stream Toolsは、モデム、ルーター、データプラン、LRTクラウド契約などのSolo Connectと組み合わせることもでき、これにより本番稼動に必要なものが一つのパッケージで揃っていることになります。
また、アメリカの制作会社Take One Productions, Inc.社長Troy Witt氏は、次のようにコメントしている。
Witt氏:私たちが行っている製作の多くでSoloを使うことが増えています。LiveUのSolo製品は、ライブ放送の不具合や中断を心配することなく、コンテンツを制作するのに役立ち、新しいSolo PROは、HEVCを使用して低帯域幅でより良い画質を実現できるため、当社のコンテンツに変革をもたらすだろうと期待しています。
Solo PROでは、従来のSoloより多くのモデムを使用できるようになったことが最大の魅力です。何故ならばモデムの数が増えれば、どこにいても、より堅牢で高画質映像を配信することが可能になるからです。