株式会社ケンコープロフェショナルイメージングは、PROLYCHT(プロリクト)製品の取り扱いを開始し、LEDライト「Orion 675FS」、「Orion 300FS」、「THUNDER ONE」、「THUNDER LITE」の注文を受け付けている。希望小売価格は以下の通り。
- Orion 675FSスタンダードキット:694,000円
- Orion 300FSキット:426,000円
- THUNDER ONEスタンダードキット:636,000円
- THUNDER LITEスタンダードキット:378,000円
Orion 675FS
6色(レッド・グリーン・ブルー・アンバー・シアン・ライム)のハイパーライトエンジンを使用し、映画やテレビ、コマーシャルなど、プロフェッショナルな撮影現場におすすめの1台。
わずか675Wの出力ながら、1200WのHMIや2Kタングステンランプに匹敵する明るさと色精度を備え、1800~20000Kの正確なCCT出力を実現するRGBACL COB(Chip on board)を搭載。出力は昼光とほぼ同じカラースペクトルを持っており、正確な色をキャプチャーする。
ライト本体でのコントロールはもちろん、DMX、ART-Net、LumenRadio(CMRX)、iOSやAndroid用アプリからのWiFi、Bluetoothによるリモートコントロールも可能。ボーエンスSマウントを採用し、付属の55°および30°のリフレクターの他、様々なサードパーティー製アクセサリーにも対応している。
スタンダードキットは、ヘッドライト本体、リフレクター(30°と55°)、ACケーブルがセットに。ローリングケースが付属する「ケース付きキット」も展開している。
Orion 300FS
フルカラースペクトルを持つパワフルなLEDスポットライトで、2000~20000KのCCTコントロール、各種エフェクト、数百種のLeeおよびRoscoフィルターなどをすばやく選択できる。独自のハイパーライトカラーエンジンによって制御される6チャンネル(レッド・グリーン・ブルー・アンバー・シアン・ライム)のRGBACL LEDは、従来のLEDでは再現できなかったクオリティをもたらすとしている。
7種類のカラーモード(個別カラー、カラーダイヤル、ゲル、ソースマッチング、スペシャルエフェクト、レコーディング、カラーピッカー)を備え、ハロゲンランプや蛍光灯など複数の光源の色をエミュレートし、背景の照明とマッチングさせることもできる。静音性の高い冷却ファンを搭載し、サイレントモードでファンを停止して使うことも可能。狭小スペースや至近距離での撮影でも、ほぼ無音状態で撮影に臨むことができるという。
キット内容は、ライトヘッド本体、バラスト、リフレクター、AC ケーブル(スイッチ)、ヘッドケーブル(5メートル)、セーフティーコード、クイックリリースクランプ(バラスト取り付け用)、キャリングケース。
THUNDER ONE/LITE
THUNDERシリーズは、従来よりも20%広い色域を実現し、10万色以上の色を提供するLEDソフトライトパネルだ。HSIモードでは、ユーザー定義の白色点でフルレンジのカラーオプションが可能で、ゲルモードでは、300以上の従来のフィルム&テレビ用ゲルの色の見え方をエミュレートできる。
1000段階の調光に対応し、4種の調光カーブによりさまざまな出力レベル(ルーメン)で光量を微調整できる。また白色光モードでは、3kWのスペースタングステンライトよりも明るい1800㏓(@3m)を実現。同様のソフトライトパネルと比較して50%明るくなるという。同モードでの全色の色温度は、カメラと人間の目の限界に近い2SDCM(平均で<50K)未満で、カメラのキャリブレーションや視覚研究と広く活用できるという。
各スタンダードキット内容は、本体および5m電源ケーブル、3mDMXケーブル。THUNDER ONEの発光面サイズは約815×410mm、LITEの発光面サイズは約410×410mmとなっている。