disguise、メディアサーバーの新製品「gx 3」発表。高い汎用性で多彩な映像演出を実現

製品開発の背景

今日、エンターテインメントでは、様々な形態で高度な映像演出が行われており、魅力的な映画やライブエンターテインメントを制作するための制作プロセスを改善できる「xR：拡張現実」や「バーチャルプロダクション」が注目されている。インタラクティブなアトラクションや、ライブイベントでの高画質な映像再生、リアルタイムコンテンツの活用といった演出を実現する、よりシンプルでリーズナブルなソリューションとして開発された。

gx 3の特長

gx 3は、ライブやXRなど多彩なアプリケーションのプロダクションに対応する、高い汎用的で柔軟なシングルボックス・ソリューションだ。

高度な処理能力を持つ「NVIDIA A6000」搭載し、ジェネレーティブコンテンツをさらに進化させるグラフィックス生成能力を発揮。Uureal Engine、Unity、Notch、Touch Designerにネイティブ対応する。例えば、Notchでは、53,000以上のNotchベンチマークに対応した次世代ビデオ再生機能（発売時点のメディアサーバーの中で最高）により、Notchジェネレーティブグラフィックスを次のレベルへ進化させるための大きなステップアップを実現する。

フェイシャルトラッキング、シミュレーション、バッファエフェクト、あるいはIMAGのAIバックグラウンド除去など、ジェネレーティブコンテンツの新たな可能性を引き出せるという。

3系統の12G 4K入力または12系統の3G HD入力をキャプチャ可能。2系統の100GbEネットワークポートを標準装備しており、ビデオサーバー間の連携やレンダリングノードの追加など、システムで必要となる将来の拡張に対応する。3.84TBのリムーバブルNVMeドライブを搭載し、NotchLCを含むより高品質なコーデックを6.2Gb/sの読み込み速度で使用可能になった。

最新のワークフローに対応した設計となっており、新しいPCIe 4.0マザーボード、CPU、ストレージの統合により、複雑なビデオファイルを扱う際に最高のパフォーマンスを保証するとしている。

また、gx 3は標準で3枚のHDMI 2.0 VFC出力カードを搭載。4Uの堅牢な筐体に、詳細なシステム情報を表示する高解像度OLEDフロントパネルを装備。新設計ファンにより騒音を最大56dBに抑制している。