株式会社焦点工房は、中一光学のシネマレンズ「SPEEDMASTER CINEMA 50mm T1.0 FF」を発売した。希望小売価格は税込180,000円。
SPEEDMASTER CINEMA 50mm T1.0 FFは、フルサイズ対応の大口径シネマレンズ。レンズマウントはキヤノンEFとPLの2種。デジタルシネマカメラに最適化された光学設計を採用し、優れたコントラストとシャープネスを実現した。開放T値1.0の大口径仕様と9枚円形絞りによる美しいボケ味を表現する。最短撮影距離65cmという性能により、従来のレンズでは得ることが難しかった映像を作り出すという。
また、ピントリングのなめらかな操作感により精密なピント合わせが可能。回転角283°という長めのフォーカススロー、2種類のスケール表示により、被写界深度が極端に浅い状態でもピントを正確に合わせやすくなっている。業界標準に即した鏡筒外径114mm、フィルター径105mm、0.8Modギアを採用。最短撮影距離~無限遠まで画角変化を最小限に抑えた設計となっている。
レンズ構成
仕様
- 対応マウント:キヤノンEF/PL
- 焦点距離:50mm
- フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
- レンズ構成:6群12枚(EDレンズ1枚、高屈折低分散レンズ6枚)
- 対応撮像画面サイズ:35mmフルサイズ
- 最短撮影距離:0.65m/25.59"
- 最大撮影倍率:0.1倍
- 絞り:T1.0-16
- 絞り羽根:9枚
- フィルター径:105mm
- サイズ:約Φ114×123~131mm(マウント部除く)
- 質量:約1900~1960g