USC-600は、4K解像度までのHDMI信号を12G-SDIおよびHD-SDI等のSDI信号に変換するスキャンコンバート機能付きの変換器。同社製HDMI（DVI）スイッチャーの切り替えをフリーズ型などの擬似シームレス効果で映像を繋ぐことができる。
アナログステレオ音声のエンベデッド・デエンベデッド機能、マルチ画面対応拡大縮小ズーム、上下左右反転機能があり、LAN端子による外部制御にも対応している。
主な特長
（以下、製品ページより引用）
- 4K60P（4:4:4）までの任意のHDMI（DVI）信号を指定したフォーマットのSDI信号に変換 ※HDCP（著作権保護）付き入力の場合、出力映像は黒色にミュートする
- HDMI信号は30bitディープカラーに対応。30bitのままSDI出力YCbCr4:2:2 30bitに変換可能
- 外部リファレンス端子を装備。リファレンスロック位相の調整が可能
- 入力信号の切り替え変化に即座に対応する疑似シームレス機能を搭載
- 入力解像度ごとに高精度なバリアブルズーム機能、アスペクト調整、トリミング機能が使用可能
- コントラスト、カラー、ガンマなどデジタル映像プロセス調整が可能
- アナログ音声のエンベデッド、デエンベデッド機能を搭載。HDMI音声とアナログ音声をミキシング可能
- HDMI音声、アナログ音声のレベル調整機能、HDMI音声の音声遅延機能を装備
- 映像・音声出力にテスト信号発生機能を搭載
- 映像入力端子にEDIDエミュレート機能を搭載
- 前面のダイアルと液晶ディスプレイにより本機だけですべての操作・設定が可能
- LANによるリモート制御が可能
- 電源は付属ACアダプターによる給電に対応
主な仕様
| HDMI入力 | TMDSシングルリンク、EDID エミュレート機能、HDMI Type A19ピンコネクタ1系統 入力解像度：D1～D5、VGA～UXGAおよびUXGA（Reduced Blanking）、4K24、4K30、4K60、ピクセルクロックレート：25MHz～600MHz、TMDSデータレート：0.75Gbps～18Gbps HDMIケーブル長：1920×1080p 最長30m、3840×2160@30 最長20m、3840×2160@60/4:4:4 最長10m HDMI音声遅延設定：-15ms～500ms（5msステップ） |
| SDI出力 | SMPTE ST 2082-1/2081-1/424/292-1準拠、0.8V（p-p）、75Ω、BNC 1系統2分配 出力解像度：2160p（59.94,60.00,29.97,30.00）,1080p（59.94,60.00,29.97,30.00）,1080i（59.94,60.00）,720p（59.94,60.00） SDI量子化ビット数：Y,Cb,Cr各10ビット SDI出力音声：48kHz 8チャンネルLPCM |
| 映像・音声遅延時間 | 約33ms～約50ms（入出力ともに60Hzの場合） |
| 基準同期入力 | 3値同期信号またはB.B 信号、0.3V（p-p）～0.6V（p-p）、1系統、BNC×2、ループスルー、ハイインピーダンス |
| 基準同期位相調整 | 出力信号の±10ラインまで |
| アナログ音声入出力信号 | アナログ音声入力：不平衡、245mV（rms）（-10dBu）、40kΩ、最大入力レベル2.1V（rms）（+8.8dBu）、ステレオRCAピンジャック 1系統 アナログ音声出力：不平衡、245mV（rms）（-10dBu、10kΩ以上負荷時）、最大出力レベル2.1V（rms）（+8.8dBu）、ローインピーダンス、ステレオRCAピンジャック 1系統 アナログ音声量子化：48kHz、24bit 音声周波数特性：30Hz～20kHzにおいて-1dB～+1dB以内 音声クロストーク：75dB以上（L-R間） 音声SN比：76dB以上 音声歪率：0.025％以下 |
| 音声レベル調整機能 | 消音、-60dB～+20dB（1dBステップ） |
| その他 | 各種デジタル映像プロセス調整、疑似シームレス機能、ズーム機能、音ミュート機能、アスペクト調整機能など |
| 外部制御 | 10Base-T/100Base-TX、Auto-Negotiation、Auto-MDI/MDI-X、RJ-45 1系統 |
| 電源 | DC 12V 1.5A 18W（最大） |
| 外形寸法/質量 | 幅100mm×高さ40mm×奥行き180mm（突起物含まず）/約670g |
| 付属品 | ACアダプター1台（12V 3A出力）、HDMIコネクタ抜け止め金具（CL-1）1個、結束バンド1本 |
