ソニーは、同社のCineAltaカメラ「VENICE 2」の最新ファームウェアVer.2.00を公開した。同社Webサイトからダウンロードできる。
今回のアップデート内容の詳細は以下の通り。
(以下、同社Webページより引用)
■VENICEエクステンションシステム2 CBK-3620XSへの対応
- VENICEエクステンションシステム2 CBK-3620XSとの接続に対応
- CBK-3620XSのアサイナブルボタン(5~7)を設定可能
- イメージャーブロック延長時の水準器の情報を表示可能
■イメージャーモードの追加(VENICE 2 8Kのみ)
- 8.6K 17:9※1 最大48FPS
- 8.2K 2.39:1※1 最大72FPS
- 8.1K 16:9※1 最大48FPS
- 5.8K 4:3※2 最大60FPS
- 5.5K 2.39:1 最大120FPS
(最大FPS値はX-OCN記録時)
※1 フルフレームライセンスが別途必要 ※2 アナモフィックライセンスが別途必要
■アナモフィックレンズ用Zoom to Fit機能
- アナモフィックレンズ装着時に、17:9または16:9の画サイズで記録映像を切り出して出力できる。ProRes記録時でも使用可能
■ProRes 4444 XQ記録対応
- Apple 4K/QFHD ProRes 4444 XQ記録に対応
■LUT/CDLデータの記録メディアへの格納機能
- 記録時に使用したUser 3D LUTおよびASC CDLデータが、AXSメモリーカードに記録され、メタデータに格納される
■クリップ再生時の再生位置表示とフレームジャンプ機能
- 再生時の表示フレーム位置情報をビューファインダー・モニター画面および再生画面に表示可能
- 再生を一時停止しているときに、指定したフレームコマ数のステップ間隔でフレームジャンプして再生可能
■外部ゲンロック信号入力時のSyncShift機能
- 外部からのReference信号に対して、カメラの内部SYNCをシフトできる。外部の表示装置との撮像同期調整が可能
- ゲンロックがかかっている場合の信号の種別表示に、周波数およびスキャン方式を表示するようになった
■その他便利な機能
- 記録中のタリー表示の位置を変更して、2.39:1の画サイズの記録映像表示が見やすくなった
- ビューファインダー画像をSDIモニターに出力できるようになり、ピーキング画像をSDIモニターで確認可能
- カメラIDを、従来の1文字のA~ Zの設定に加え、2文字のAA~ZZで設定できるようになった