東北新社、電通クリエーティブX、ヒビノ、電通クリエーティブキューブ、オムニバス・ジャパンが取り組む共同プロジェクト「メタバース プロダクション」は、同プロジェクトが提供するPXサービス「Virtual House Studio」にて、インカメラVFX撮影に対応した3DCG背景素材13種を追加した。

PXサービスとは、テクノロジーを活用した映像制作の新たな選択肢となるサービスの総称。同サービスの1つであるバーチャル上のハウススタジオ「Virtual House Studio」では、あらかじめ用意されたテンプレート3DCG素材から選択し、壁の色や小道具などをカスタマイズして利用することができる。

今回追加した3DCG背景素材は、オフィスやビル街などの利用ニーズが高いロケーションを中心に、レストラン、ショールーム、ロンドンの街並み、大聖堂など計13種類。すべての素材はUnreal Engine 4で開発され、インカメラVFX撮影に対応している。

PXサービス[Virtual House Studio]のラインナップに加わる3DCG背景素材「OJ library」
3DCG背景素材「historia library」

3DCG背景素材の制作は、オムニバス・ジャパンに加え、Unreal Engine専門のデジタルコンテンツを企画制作するヒストリア・エンタープライズ、バーチャルプロダクション撮影に早期から取り組むChapter9が担当。また、2022年4月にリリースされたUnreal Engine 5による3DCG背景素材の提供を見据え、ヒストリアによる技術サポートを受けながら、大型LEDディスプレイへの上映・撮影テストも11月より開始している。

Unreal Engine 5制作 3DCG素材上映・撮影テスト風景